
こんにちは!コンじゃぶろーです!
「ゲーム業界を目指そう!」って言ったり、
「ゲーム業界を目指す人を応援する!」と言っていますが、
「ぶっちゃけゲーム業界って儲かるの?」って思いませんか?
親の立場からゲーム業界を見た場合も、
「子供が夢として追いかけて大丈夫なのか?」というのは気になる所だと思います。
今日は、ゲーム業界を目指す時の、会社の選び方を解説したいと思います。
現在、ゲーム業界は非常に好景気です。
トレンドの「AI」や「ブロックチェーン」にも関わっています。
世界的な巣篭もり需要によってゲームで遊ぶ人は多くなっていますし、何よりも、海外ゲーム市場が非常に大きなものになっています。
だから、「グローバル」に物事を考えられる人は、「儲かる確率」が高いです。ゲームクリエイターは、他の業界と違って「ギャンブル性」がとても高いです。なので、月収で億を稼ぐクリエイターもいます。
今日は、「ゲームクリエイターがどれくらい儲かるのか?」
「ゲーム業界の景気はどうなのか?」について記事にまとめたいと思います。
まずは、「業界の動向」「会社毎の平均年収」そして、「職業別の平均年収」を解説したいと思います。その上で、業界に20年いた僕の肌感覚を加えて説明します。
- 業界の動向:ぶっちゃけゲーム業界儲かってる?
- 会社ごとの平均年収:いくら稼げるの?
- 職業別の平均年収:稼げるのは、プログラマーだけなんじゃないの?
- 会社から見た人件費:会社は社員にいくらお金を使ってるの?
ぶっちゃけ儲かる?ゲームクリエイターの年収事情

ゲーム業界は、儲かってるの?

まず、ゲーム業界の状況を解説します。
業界動向SEARCH.COMでは、業界の天気を見ることができます。
そこの情報によると、現在ゲーム業界は「晴れ」です。
<ゲーム業界規模>
2021年〜2022年の業界規模はこのようになっています。
- 業界規模:6.8兆円(190業界中44位)↑前年比 0.2兆円アップ
- 成長率:7.9%(190業界中18位)↓前年比 3.0%ダウン
- 利益率:8.9%(190業界中17位)↓前年比 0.6%ダウン
- 平均年収:684万円(190業界中 圏外)↑前年比 27万円アップ
<引用元>業界動向SEARCH.COM
<ゲーム業界 売上ランキング>
ゲーム会社それぞれの売上はどんな感じかというと、ランキングにするとこのようになっています。
順位 | 会社名 | 売上(2020年〜2021年) |
1 | ソニーグループ | 2兆6743億(↑696億) |
2 | 任天堂 | 1兆6953億(↓636億) |
3 | バンダイナムコHD | 3735億(↑331億) |
4 | スクウェア・エニックスHD | 3652億(↑327億) |
5 | ネクソン | 2744億(↓186億) |
6 | サイバーエージェント | 2623億(↑1068億) |
7 | セガサミーHD | 2359億(↑181億) |
8 | コナミHD | 2143億(↑102億) |
9 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 1046億(↑58億) |
10 | ミクシィ | 912億(↓93億) |
圧倒的に「ソニーグループ」が強いです。PS5よりSwitchの方が売れているように思われますが、ソニーは、オンラインサービス「ソニープラス」でのDL販売がとても強いです。人気ゲームを無料DLできるサービスや、昔のゲームを最新ゲーム機で遊べたりするサービスによって、2021年過去最高クラスの売上を出しています。
世界的な巣篭もり需要もあって、とても売上を伸ばしています。
ソニー、そして任天堂が飛び抜けているのは、「オンラインプラットフォーム」を持っているからです。しかも、人が集まる「オンラインプラットフォーム」を運営している会社は、非常に強いです。
オンラインプラットフォームの大手「Netflix」も、ゲームのオンラインプラットフォームを開発する為に、ゲームクリエイターを集めているという事です。「Netflix」の企業理念は、とても素晴らしいので、もしグローバルに自分の才能を発揮したい!と思っている方は、目指してみても良いと思います。
これから入る会社を選ぶ時に、「オンラインプラットフォーム」を主軸に展開している会社を選ぶべきだと思います。
オンラインプラットフォームに、どれくらい力を入れているのかを調べる。
ゲーム業界の年収、ゲーム会社年収ランキングを見て思う事

それでは、ゲーム業界の年収で見てみましょう。
こちらは、ゲーム業界の平均年収ランキングです。(情報引用元:年収ランキング)
ゲーム業界平均年収ランキング【2023年最新版】
順位 | 会社名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 従業員数 | 資本金 |
1 | スクウェア・エニックス・ホールディングス | 1429万円 | 46.9歳 | 5.1年 | 20人 | 240億39百万円(2022年3月31日現在) |
2 | バンダイナムコホールディングス | 1083万円 | 46.6歳 | 17.9年 | 23人 | 100億円(2022/3現在) 日本基準 |
3 | ソニー | 1051万円 | 42.4歳 | 16.7年 | 2519人 | 8,804億円(2022年3月31日付) |
4 | 任天堂 | 913万円 | 39.3歳 | 13.5年 | 2286人 | 100億65百万円 (2022/3現在)日本基準 |
5 | CARTA HOLDINGS | 843万円 | 42.7歳 | 12.3年 | 5人 | 14億10百万円 (2021/12現在) 日本基準 |
6 | セガサミーホールディングス | 831万円 | 41.7歳 | 5.3年 | 475人 | 299億円(2018年3月31日現在) |
7 | コナミホールディングス | 819万円 | 37.3歳 | 9.3年 | 60人 | 473億円 |
8 | LINE | 771万円 | 34.5歳 | 3.0年 | 2457人 | 1016億41百万円(2020年9月末現在) |
9 | ディー・エヌ・エー | 768万円 | 34.9歳 | 3.7年 | 1557人 | 103億97百万円(2022年3月末時点) |
10 | グリー | 760万円 | 34.6歳 | 4.4年 | 726人 | 1億円 (2022/6現在) 日本基準 |
11 | コーエーテクモホールディングス | 700万円 | 37.5歳 | 8.7年 | 63人 | 150億円 |
12 | アエリア | 700万円 | 43.9歳 | 2.3年 | 13人 | 1億円(2020年3月31日現在) |
13 | CRI・ミドルウェア | 693万円 | 37.3歳 | 7.5年 | 87人 | 7億84百万円 |
14 | サイバーエージェント | 682万円 | 32.6歳 | 5.4年 | 1589人 | 72億3百万円 (2021/9現在) 日本基準 |
15 | フィールズ | 679万円 | 38.3歳 | 12.0年 | 535人 | 79億48百万円 |
16 | ブロードメディア | 677万円 | 44.1歳 | 8.0年 | 42人 | 6億円(2020年9月15日現在) |
17 | イマジニア | 671万円 | 38.0歳 | 8.1年 | 82人 | 26億69百万円 (2022/3現在) 日本基準 |
18 | ミクシィ | 671万円 | 33.6歳 | 3.3年 | 844人 | 96億98百万円(2019年3月末時点) |
19 | デジタルハーツホールディングス | 658万円 | 39.7歳 | 4.4年 | 75人 | 3億68万6千円(2022年6月30日時点) |
20 | モブキャストホールディングス | 649万円 | 39.6歳 | 1.1年 | 24人 | 11億72百万円 (2021/12現在) 日本基準 |
21 | ブロッコリー | 648万円 | 35.0歳 | 7.6年 | 97人 | 23億61百万円 (2022/2現在) 日本基準 |
22 | ガンホー・オンライン・エンターテイメント | 644万円 | 39.7歳 | 7.6年 | 395人 | 53億38百万円 (2021/12現在) 日本基準 |
23 | フリュー | 634万円 | 35.5歳 | 6.7年 | 422人 | 16億3,921万円※2022年3月31日現在 |
24 | アカツキ | 622万円 | 30.3歳 | 2.3年 | 213人 | 27億73百万円 (2022/3現在) 日本基準 |
25 | GameWith | 615万円 | 30.5歳 | 2.0年 | 125人 | 5億51百万円 (2022/5現在) 日本基準 |
26 | イグニス | 604万円 | 32.3歳 | 2.4年 | 20人 | 1億円(2022年3月末時点) |
27 | サン電子 | 604万円 | 41.4歳 | 13.1年 | 359人 | 20億86百万円(2022年3月31日現在) |
28 | enish | 594万円 | 36.5歳 | 4.0年 | 117人 | 28億5,320万円(2021年12月31日現在) |
29 | ドリコム | 593万円 | 34.5歳 | 3.2年 | 344人 | 17億92百万円(※2022年3月31日現在) |
30 | カプコン | 589万円 | 36.8歳 | 10.0年 | 2530人 | 332億39百万円 (2022年3月31日現在) |
31 | コロプラ | 587万円 | 31.8歳 | 2.9年 | 935人 | 65億87百万円(2022年6月末時点) |
32 | KLab | 579万円 | 34.0歳 | 4.8年 | 578人 | 49億5881万円(2022年6月末現在) |
33 | エヌジェイホールディングス | 579万円 | 44.3歳 | 6.9年 | 15人 | 5億9,284万5,020円(2021年6月30日現在) |
34 | フェイス | 576万円 | 36.7歳 | 6.0年 | 107人 | 32億1,800万円 |
35 | HEROZ | 576万円 | 33.9歳 | 3.3年 | 45人 | 10百万円 (2022/4現在) 日本基準 |
36 | ネクソン | 574万円 | 36.2歳 | 5.5年 | 311人 | 341億67百万円(単体) |
37 | アクロディア | 572万円 | 42.5歳 | 7.0年 | 38人 | 7億65百万円(2021年8月31日現在) |
38 | ストリーム | 569万円 | 41.0歳 | 7.0年 | 73人 | 9億2,442万9千円 |
39 | マーベラス | 568万円 | 36.0歳 | 6.4年 | 467人 | 36億11百万円 |
40 | ユークス | 566万円 | 35.5歳 | 8.9年 | 231人 | 4億1,290万円 |
41 | 日本エンタープライズ | 564万円 | 38.6歳 | 6.9年 | 48人 | 11億円(2022年5月31日現在) |
42 | ハピネット | 564万円 | 39.2歳 | 13.4年 | 489人 | 27億5,125万円 |
43 | 日本ファルコム | 557万円 | 35.0歳 | 11.4年 | 60人 | 1億6413万円 |
44 | gumi | 555万円 | 34.3歳 | 2.9年 | 390人 | 94億17百万円(2022年4月末時点) |
45 | マイネット | 552万円 | 33.4歳 | 1.8年 | 404人 | 4,963万円(2022年5月13日時点) |
46 | モバイルファクトリー | 542万円 | 32.0歳 | 4.9年 | 82人 | 5億475万円 |
47 | ASJ | 534万円 | 37.0歳 | 10.7年 | 55人 | 13億7,553万8,954円(2021年9月30日現在) |
48 | UUUM | 527万円 | 30.0歳 | 1.5年 | 382人 | 7億8,714万円 |
49 | カヤック | 527万円 | 31.6歳 | 3.9年 | 317人 | 5億37百万円(2021年12月末時点) |
50 | ユナイテッド | 525万円 | 31.2歳 | 4.1年 | 173人 | 29億23百万円(2022年3月末現在) |
51 | アクセルマーク | 513万円 | 32.4歳 | 5.8年 | 112人 | 1億61百万円(2022年6月末日現在) |
52 | オルトプラス | 513万円 | 34.6歳 | 3.2年 | 102人 | 10百万円(2022年1月末現在) |
53 | エイチーム | 511万円 | 31.7歳 | 4.4年 | 480人 | 8億38百万円(2022年4月30日時点) |
54 | ガーラ | 498万円 | 41.2歳 | 12.8年 | 5人 | 35億3108万5千円(2022年3月31日現在) |
55 | バンク・オブ・イノベーション | 495万円 | 29.6歳 | 3.3年 | 166人 | 4億9094万3 千円(2021年9月末時点) |
56 | コムシード | 486万円 | 39.2歳 | 6.9年 | 54人 | 11億3669万円 |
57 | ブシロード | 478万円 | 31.5歳 | 2.8年 | 247人 | 37億2872万3千円(2022年6月末時点) |
58 | ケイブ | 458万円 | 35.7歳 | 6.5年 | 98人 | 13億89百万円(2022年5月31日現在) |
59 | エムアップホールディングス | 458万円 | 32.7歳 | 4.4年 | 64人 | 3億1314万6千円(2021年12月現在) |
60 | サイバーステップ | 442万円 | 28.7歳 | 2.9年 | 440人 | 27億4822万5885円 (2022年5月 現在) |
61 | メディア工房 | 440万円 | 34.5歳 | 4.8年 | 82人 | 4億51百万円 |
62 | ボルテージ | 438万円 | 30.3歳 | 4.8年 | 227人 | 12億50百万(2022年6月末現在) |
63 | エディア | 428万円 | 32.7歳 | 2.8年 | 101人 | 1,000万円(2021年8月31日現在) |
64 | 日本一ソフトウェア | 407万円 | 33.7歳 | 6.2年 | 105人 | 54億54百万円 |
65 | エクストリーム | 396万円 | 33.0歳 | 3.2年 | 368人 | 4億19百万円 |
66 | トーセ | 386万円 | 32.2歳 | 8.1年 | 495人 | 9億6,700万円 (2021年8月31日現在) |
67 | Aiming | 362万円 | 31.4歳 | 3.8年 | 627人 | 25億5,667万6,836円 |
平均年収は、会社の人数や平均年齢によって変わりますが、会社をみる上でとても参考になる情報です。大体、平均年齢の時に、平均年収くらいの金額がもらえるとイメージするのが良いと思います。
中には、「ホールディング(持株会社・親会社)」もあるので、それが全てに当てはまる訳ではありませんが、社員が多くて、勤続年数が長くて、年収が高い会社は社員に愛された会社と言えます。
ゲーム業界の平均年収は、他の業界に比べて高い状況になっています。
このランキングに載っている企業は、ゲーム業界の中でも「クリエイターにお金」をかけるトップ企業になるので、どの会社に入っても「勝ち組」と言えます。
このランキングでは、ずらりと67企業並んでます。この中には、かつて一緒にお仕事させていただいた企業や、友人が勤めている会社も多々あります。なので、内部的な情報も知っていたりしますが、どの会社も良い会社だと思います。
ゲーム業界は、とても狭い上に転職も多い為、友達の友達を辿れば、どの会社の人にも会いに行けるような世界になっています。中には、数ヶ月おきに転職を繰り返している人もいたりするので、「居心地の悪い会社」は、「平均勤続年数」が低くなっていきます。
個人的な狙い目は、「平均年齢」が低くて「平均年収」が高い会社です。それでいて、社員の人数が多い会社ほど、その数値の正確性は高いと思います。
- 平均年齢が低い会社は、他の会社より早く平均年収へ到達できる。
- 社員の人数が多い会社の方が、「平均年齢」「平均年収」の信憑性が高い。
ゲーム業界の年収、職業別年収を見て思う事

ゲームクリエイターの平均年収は、正社員で505万円(引用元:求人ボックス)です。
ただ、ゲームクリエイターと言っても、プログラムをする人、絵を描く人、音楽を作る人、企画を考える人、リーダーをする人、テストをする人等、非常に幅広い職種の人が働いています。
ゲーム会社がある場所によっても、年収は変わったりします。
なので、自分が目指している職種の平均年収がどれくらいなのか?という点は、注意して見ておく事をお勧めします。
職種 | 正社員(平均年収) | 派遣社員(平均時給) | アルバイト・パート(平均時給) |
ゲームクリエイター | 505万円 | 1,877円 | 1,051円 |
ゲームディレクター | 519万円 | 1,899円 | – |
ゲームデザイナー | 490万円 | 1,847円 | 1,197円 |
ゲームプランナー | 500万円 | 1,919円 | 1,150円 |
ゲームプログラマー | 476万円 | 2502円 | – |
ゲームプロデューサー | 550万円 | 1,802円 | – |
「ゲームクリエイター」はゲームを作る人の「総称」です。
ゲームプログラマーの年収に思う事

ゲームプログラマーの年収が一番大きいと思ったら、以外とプランナーの方が高いという結果になりました。ただ、派遣社員の時給は、ゲームプログラマーが一番高いというポイントにご注目ください。
できるプログラマーは、会社への依存度が低いように思います。
なので、派遣社員や契約社員になったり、正社員であっても会社を転々としたりしていいます。割と「我」を通しても、「他の会社にいけばいいや」と言えるくらい選択肢が多いからです。
結構厳しい状況を、派遣社員の方に助けてもらった事は何度もあり、とても頼りになる存在です。その為、お給料は高いことも多いです。選択肢の少ない、技術力の低いプログラマーは、給料が低くなる傾向があるように思います。
ゲームデザイナーの年収に思う事

ゲームデザイナーは、かなり給料が上がりにくい傾向にあります。
ゲーム業界に限らず、「デザイン」関係の仕事はとても多いです。なので、働き手がものすごく多いという事もありますし、「ゲームが好き」という点で集まってきているので、安い給料でも働く人が多い為、買い叩かれる傾向があります。
その他、ゲームクリエイターの年収に思う事

あとは、人を管理する「ディレクター」や「プロデューサー」は高いですね。会社は、稼ぐ仕組みを作る組織になるので、その陣頭指揮をとるリーダーは、自然に給料は高くなります。プランナーは、「ディレクター」を兼任する事も多いので、少し高くなっているのかもしれません。
「サウンドクリエイター」に関しては、サイトに情報が無かったので載せませんでした。フリーのサウンドや有料のサウンドがDLできるので、それを使う事がほとんどでした。なので、その道からゲーム業界を目指す人は、専門スタッフを雇える大手のゲーム会社一択になると思います。
- ゲームプログラマーは、働き方が自由な人が多い(ただし、技術力が高い人)。
- デザイナーは、給料が比較的に安くなる傾向。
ゲーム会社の側から人件費(人月単価)

ゲーム業界の動向、ゲーム会社毎、そして、職種毎の平均年収を確認してきました。
最後に会社側から見た費用についても、書いておこうと思います。
会社側の費用からゲームクリエイターの職種を見ると、圧倒的に「エンジニア」が有利な業界です。
ゲーム開発会社の主な出費は「人件費」です。出費の多くは、人にかけています。これは「I T」関係の企業も同様です。
クリエイターの単価・人月のお話

その中で、1人を1ヶ月雇うのにどれくらいかかるか?という数値として「人月」という言葉を使います。
エンジニア1人を雇う場合、東京であれば100万円、大阪であれば80万円になります。
グラフィッカーであれば、高くて60万から65万円です。
プランナーもそのくらいです。
月収と随分違うじゃないか!?と思われた方も多いと思います。しかし、会社から見た時に人一人雇うのに必要な経費として、平均してそれくらいかかっているのが現状です。
新卒の初任給20万円低すぎる?高すぎる?

なので、新卒の社員が、初任給20万円だったとして、会社はその倍以上の経費を払っている事になります。どこからお金を出しているかと言うと、先輩社員や上司が稼いでいるから成立しています。
特に「正社員」は、社会保険や税金もかかりますし、事務や人事といった人の費用、事務所の賃料などもかかってくるので、単価は高めになります。そういう場合に、経費を抑える為に「契約社員」を雇う事も少なくありません。
そういった時に、エンジニア1人「80万円」デザインナー・プランナー「60万円」といった費用で契約するので、エンジニアを目指すのはとても良い方法だと思います。
また、「ITエンジニア」は、もっと高い人月で契約しているので、オンラインサービスが展開できる「サーバー系のエンジニア」を目指しつつゲーム業界に行くと言うのが、割と高い給料を狙える道だと言えます。人月100万円をこえる人も多いです。フリーランスで、派遣会社を介さずに直接会社と契約結ぶのが一番稼げると思います。
人月が低い仕事は、ゲーム業界への突破口

どの職種であっても、「未経験」で派遣会社に登録して仕事をもらう場合、「人月30〜35万円」とかで契約する場合も多いです。その場合、手取りは、15万から20万円になります。
少ないですが、正面からゲーム業界に入れなかった人にとっては、人生を変える突破口になったりします。
特に昨今は、専門学校からゲーム会社に入りづらくなっています。
数年前から、中小企業でも大学生から雇うようになっています。日本の会社は、不景気を見越して内部留保(会社が蓄えるお金)を多く確保しています。なので、多少高くても大学生を雇う傾向にあります。雇う側が長年の実績から、「大学生」を雇うメリットを感じているからです。
僕は、専門学校卒なので、頑張って欲しい気持ちはあるんですけど、ゲーム開発が学べる大学が多くなっている状況で、「大学に入れない」学力の人は、少しネガティブに取られやすいです。
よっぽど技術力が高くなければ、正面からゲーム会社に入るのは厳しいでしょう。
そう言う場合は、手取り早く派遣会社から、安い給料で入り込むのが良いです。今は、学歴よりも「職歴」の時代だからです。僕も、最初全てのゲーム会社に落ちましたが、40歳時点で年収 550〜580万円程になっていました。
専門学校で学ぶメリットもかなりありますので、紹介しておきます。
- エンジニアは、給料が高い。
- できれば、目指すならネットワークエンジニア。
- 現在は、学歴より職歴の時代。安い単価でも最初は経験をゲットしろ!
まとめ


今回は、ゲーム業界での視点、平均年収での視点、そして職種での視点と、会社側から見た視点で記事をまとめて見ました。
何かを目指す時は、「いろんな視点」を持つ事が大切です。
今回、1点だけ「必須の視点」をあえて取り上げていないです。
それは、他の業界の視点です。他の業界では「平均年収がいくらなんだろう?」そう言う視点を持てた人は、今後人生を有利に働かせる事ができます。
今回引用したサイトでは、他の業種の状況を調べる事も可能です。一度、ゲーム業界とは違う業界の状況を見てみて下さい。その上で、もう一度ゲーム業界を見つめてみて下さい。そうすると、「なぜゲーム業界に行きたいのか?」自分の心に、志の炎が灯ります。
僕は専門学校生の頃、ゲーム業界を目指す時に、ここまで調べていませんでした。だから、正面からは採用されなかったと分析しています。今日は、あの頃の自分に教えてあげたい情報をまとめてみました。
この記事によって、人生の選択肢がより具体的になる人が増えれば幸いです。
長々とご清聴ありがとうございました。
あなたに、より良いゲームクリエイターライフが訪れますように。
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