1人でゲームを作り切れ!ワンオペ開発が、ゲーム開発力を育てる

1人でゲームを作り切れ!ワンオペ開発が、ゲーム開発力を育てるさしあたり、いま思う事
この記事は約10分で読めます。

ゲーム作りに興味があるけれど、何から始めたらいいか分からない…。

そういう方にピッタリな記事をご用意しました!

コンじゃぶろー
コンじゃぶろー

こんにちは!コンじゃぶろーです!

ゲーム開発は、多くの人が携わる大規模なプロジェクトとしてイメージされがちです。プログラマー、デザイナー、サウンドエンジニア、マーケティング担当者…一つのゲームを作るには、多種多様なスキルと専門知識が必要です。しかし、今日はその常識を覆す話をしましょう。なぜなら、1人でゲームを作り切ることが、あなたのゲーム開発力を飛躍的に高めるからです。

分業が当たり前のゲーム業界で、1人で全てを手がけることにはどんなメリットがあるのでしょうか?他の職種の人とどうやってコミュニケーションを取るべきなのか、全体像をどう捉えるべきなのか。これらの疑問に答えます。

初級から上級まで、具体的なゲーム制作のステップバイステップガイドを提供します。ハイ&ローゲームからもぐら叩きゲーム、さらには既存ゲームをトレースする方法まで、1人でゲームを作るための具体的な手法を解説します。

最後に、1人でゲームを作りきった後に開く未来について考察します。新しいスキルセット、高まる将来性、そして何よりも自分自身の成長。これらが1人でゲームを作りきる最大の報酬です。

この記事が、1人でゲームを作る勇気とインスピレーションを与えることを心より願っています。

本日の記事、重要なポイント

  • なぜ、ゲームクリエイターを目指す人が、ゲームを一人で作るべきか
  • ゲームを1人でどうやって作る?

ゲームを1人で作りきる

ゲームを1人で作りきる
ひとりで作れる?

そもそもゲームって1人で作れるの?

そう思った方は、なかなか鋭いです。

ゲームは、最低でも「アイデアを作る人」「絵を描く人(3Dモデルを作る人)」「プログラムを作る人」「サウンドを作る人」つの役割が必要だったりします。1人で複数の役割を兼ねることもできますが、なかなか、全てを兼ね備えた人はいません

ただ、プログラムができれば、絵やサウンドは他の人が描いたものを買うという手段があったりするので、1人で作りやすい時代になったなぁと思います。

はじめてゲームプログラミング「マグロ集めゲーム」ができるまで

プログラム経験がなくても、Unityアンリアルエンジンといった統合開発環境を使ったり、ゲームでゲームプログラミングが学べるSwitchソフト「はじめてゲームプログラミング」等があったりします。

こちらは、3000円くらいのソフトですし、5歳の子供でもできるから非常に入りやすいと思います。

昔に比べて、1人でもゲーム開発できる環境がかなり揃ってきています。

そういう時代にこそ、「ゲームを1人で作りきる」そういう経験は、とても良い刺激になります。

もし、プログラム未経験の人は、Switchソフト「はじめてゲームプログラミング」で「ゲームを作る経験」を手に入れて、なれてきたらアンリアルエンジンへステップアップするのが良いと思います。

なぜ、ゲームクリエイターを目指す人が、ゲームを1人で作るべきか

なぜ、ゲームクリエイターを目指す人が、ゲームを1人で作るべきか
なぜ?

ゲームクリエイターを目指す人が、ゲームを1人で作るメリットは山ほどあります。

規模の大きなゲームも、小さなゲームも大体大枠の構成が同じだからです。

スタートがあり、ゲーム中、そしてゴール(結果)があれば、なんでもゲームになります。

あとは、中身の質や量が増えていきます。

もちろん、ジャンルによって構成が変わりますが、小さい規模で1度作れば、大きな規模のゲームでも、その端々に意識が巡るようになります。

1人でゲームを作れば、様々な視点・立ち位置でのゲーム開発の経験値が貯まります。そして、作ってしまったあとは少しずつ要素を追加することで、どんどん経験値を稼ぐ事ができるようになります。

幅広い職種の人が分業しているゲーム業界

幅広い職種の人が分業しているゲーム業界
ゲーム開発は分業制

ゲーム開発は、まだ若い業界ですが、年々ゲームの規模が大きくなっています。

その為、ゲームを作る職業も細かく細分化されていっています。

  • プログラマ(メインプログラマ、システム、サーバー、グラフィック、サウンド など)
  • グラフィッカー(メイングラフィッカー、背景、キャラクター、3Dモデル、映像、モーション など)
  • サウンド(メインサウンド、BGM、効果音、音声 など)
  • プランナー(メインプランナー、フィールド、シナリオ、アイテム、キャラクター など)

だから、ゲーム業界に入っても、全体像を把握しているのはプロデューサーやマネージャー、など全体を管理する人は限られてきます。

学校を卒業したての場合、一番末端からスタートするわけですから、全体はより見えづらくなります。

細分化された作業は、どれも必要な作業ですが、単調になりやすくモチベーションの維持に困ります。

プロであれば、淡々とやるべきかもしれないですが、モチベーション高い方が効率は良くなると思います。

1日1時間、365日のマーチ。継続力を育てる自己投資を始めよう。

他の職種の人への理解が深まる

他の職種の人への理解が深まる
さまざまな人が協力してゲームはできる。

ゲームを1人で作りきると、全ての職業を体験する事ができます

この体験がある事で、他の職種の人と仕事をした時に、相手の気持ちを理解しやすくなったりします。

仕事をする上で、違う職種のクリエイターと話し合いをしながら開発するのは避けられません。そんな時に、相手に対する理解や思いやりがないと、喧嘩になったりします

特にゲーム開発の場合、企画を考える人、プログラムする人、絵を描く人、音楽を作る人、それぞれが育ってきた環境が違いすぎるので、言葉が通じなかったりします

また、クリエイターになる勉強をしている人にとっては、進路の確認にもなります。

分業化が進んだゲーム業界では、最初に選んだ職種によって、キャリアは大きく変わります。

進路を決める前に、1度作ってみて、少しもしんどくない職種が見つかったら、その後の人生はハッピーです。

企画や、グラフィッカーであっても、プログラミングの知識が少しあるだけで、開発しやすくなりますので、どんどんチャレンジしましょう。

得意を伸ばして自信を持つ。周囲を圧倒する継続術。

全体を俯瞰した状態で、自分の仕事を見ることができる

全体を俯瞰した状態で、自分の仕事を見ることができる
全体を俯瞰して考える

末端の作業になると、かなり単純な作業になります。

まるで、ベルトコンベアで流れてくる瓶に蓋をつけていくような、かなり単純な作業もあります。そういう仕事を何年もしているうちに、モチベーションがかなり下がってしまう人もいると思います。

しかし、1人で全体を作った事があれば、自分の現在位置が分かり、「ゲーム開発の、一端を担っている」そう思えるようになります。

ちょっとした事ですが、人は現在位置が見えなくなると、不安になったりします。

規模が小さくても、全体を1通り経験する事で、トリの目というか、自分を俯瞰する目が養われます。

どんな仕事もエンタメ業界に繋がる!ポジティブマインドで見る世界の広がり
  • 近年のゲームは、規模が大きく、全体を把握していないクリエイターが多い
  • 様々な職種の人が集まる為、言語が通じない

ゲームを1人でどうやって作る?

ゲームを1人でどうやって作る?
どこでもサクっとゲームを作ろう

ゲームをはじめて作るなら、それこそNintendoSwitchソフト「はじめてゲームプログラミング」がおすすめです。特にプログラム経験がなくてもゲームを作ることができます。

ゲーム作りのチュートリアル(ナビ)が充実しているので、プログラミング経験不要です。また、音楽や3Dモデルは、あらかじめ用意されていますので、アイデアさえあればゲームが作れてしまいます

1ヶ月くらい勉強する時間があれば、Unityアンリアルエンジンを調べてみてください。

かなり本格的なゲーム開発が可能です。

「はじめてゲームプログラミング」とアンリアルエンジンは、かなり似ている部分が多いので、スムーズにステップアップも可能だと思います。

初級 ハイ&ローゲームを作る

初級 ハイ&ローゲームを作る
トランプは、シンプルで奥深い

最初は、かなりシンプルなものでOKです。

最初に作る場合は、ハイ&ローゲームが良いでしょう。

ハイ&ローゲームとは、トランプを1枚引き、次に引いたカードが1枚目のカードよりも数字が上か下かを当てるゲームです。

少し丁寧に画面を作ればこのようになります。

  1. タイトル画面
  2. ゲーム画面 1枚目のカードを表示
  3. ゲーム画面 ハイかローの2択選択
  4. ゲーム画面 2枚目のカードを表示
  5. 結果画面 勝敗表示(タイトルへ戻る)

画像素材は、「タイトルロゴ」「1〜9の数字」「勝利ロゴ」「敗北ロゴ」

音楽素材は、「メインBGM」「勝利効果音」「敗北効果音」

最低限これくらいあれば作れると思います。

まずは、基礎的なものを作ってから、アイデアを付け足す形で面白くしていけばOKだと思います。

こういうシンプルなゲームでも、1つアイデアを出す度に、それぞれの職種に合わせた課題が出て楽しいです。

面白い例題で楽しくプログラミング学習!やりがい満点のアウトプット法

中級 もぐら叩きゲームを作る

中級 もぐら叩きゲームを作る
モグラ叩きゲームを作る

初級で、ハイ&ローができたら、次はもぐら叩きゲームを作ってみましょう。

ハイ&ローゲーム同様に、必要な画面や素材を洗い出してみて下さい。

モグラ叩きは、かなり応用の効くゲームです。

なぜなら、かなりのゲームがモグラ叩きの形になっているからです。

  1. キャラクターが登場する
  2. キャラクターに対して、何らかのリアクションをする
  3. キャラクターが反応する

この定義であれば、シューティングゲームも、モグラ叩きの構造になっています。

テトリスも、広い意味で考えるとモグラ叩きの構造と言えます。

モグラを叩いて消すのではなく、ブロックが登場して、回転させて落とすと、1列消える。

モグラ叩きの基礎を作って、魔改造すれば様々なゲームを作る事ができます。

売れるモノを作る方法(基礎編)。クリエイター20年のノウハウ公開。

上級 既存ゲームをトレースしてみる

上級 既存ゲームをトレースしてみる
既存ゲームをトレースする

ハイ&ローとモグラ叩きを作ったら、大体ゲーム開発の流れは理解できていると思います。

また、作った後でも色々とアイデアを出して改造することで、かなり深い経験を積むこともできます。

そこまでいったら、商品用のゲームを作ることもできますが、まだちょっとハードルが高いのでワンクッション入れましょう。

既存ゲームを完全にトレースして下さい。

販売目的ではなくて、あくまでも研究目的で完全にコピーして作ってみましょう。

現在販売されているゲームは、規模が大きいので、1人では到底作れないです。

しかし、ファミコン時代のゲームであれば、作れてしまいます。

ただ、このあたりまで到達できれば、プログラマーやグラフィッカー等、違う職種の人を加えても良いと思います。肝心なのは、それぞれの職種の人がお互いにリスペクトし合い、ゲームを作る事です。

初級や中級のゲーム作りを体験した後であれば、1人でゲームを作る難しさ、孤独感が十分理解できます。誰かと協力してゲームが作れる事に、かなりの喜びを感じるようになっているはずです。

売れるモノを作る方法(応用編)客観的視点を持つ
  • Unityやアンリアルエンジンがあれば、1人で作ることは可能
  • それぞれの職種の人がお互いにリスペクトし合うことが大切

まとめ 1人で1から10まで作りきると、高まる将来性

将来性を高める勉強

1人でゲームを作りきるメリットと、作り方に関して解説してきました。

ゲームは、総合芸術です。様々な知識が必要ですので、どんな人が作っても、その人の個性やそれまで生きてきた経験をゲームに反映する事ができます

だから、個性的なスキルを持っていたら、それをゲーム作りに活かす事ができます。

これからの時代は、便利なAIやロボットが沢山出てくると思います。人が働かなくても着る物食べる物に困らない時代がくるとしたら、ほとんどの人がエンタメを作っているかもしれません。

ちょっと極端かもしれませんが、そういう時代が来たらワクワクするなぁと思いながらこの記事を書きました。

以上、さしあたり、今思う事でした。

ここまで読んでいただけてありがとうございます。

皆様の良い人生の一助になれば。

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