あなたは雑学が好きですか?
それなら、あなたはゲームクリエイターに向いているかもしれません。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
ゲームの世界を創造する際、その深みとリアリティは何によって決まるのでしょうか?答えの一つは、意外にも「雑学」にあります。この記事では、ゲームクリエイターがいかにして雑学を活用し、魅力的なゲームの世界観を構築するかを探ります。
雑学は、私たちの日常に溢れています。しかし、これらの断片的な知識がゲーム開発においていかに重要な役割を果たすかは、しばしば見過ごされがちです。雑学は、ゲームの背景やキャラクターにリアリティと深みを与え、プレイヤーの興味を引きつける「フック」となり得るのです。
例えば、歴史上の人物や出来事に関する雑学をゲームのキャラクターやストーリーに織り交ぜることで、プレイヤーはただ遊ぶだけでなく、学びながら楽しむことができます。また、雑学をゲームの謎解きやクエストに組み込むことで、より一層没入感のある体験を提供することが可能になります。
この記事では、雑学をゲーム開発にどのように取り入れ、プレイヤーに新しい体験を提供するか、具体的な方法と事例を紹介します。雑学がゲームにどのように深みを加え、プレイヤーの心を掴むのかを探求しましょう。ゲームクリエイターにとって、雑学は単なる知識ではなく、創造の源泉なのです。
本日の記事、重要なポイント
- 雑学好きは、ゲームクリエイター向き
- ゲームの中に、雑学を盛り込むとリアリティが増す。
雑学好きは、ゲームクリエイター向き
雑学は、忘れてしまっても、おぼろげに「面白い部分」だけ覚えているものです。
あまりにも古い記憶だと、他の記憶と結びついて、全く別物の記憶になる場合があります。そこが逆に良かったりします。オリジナルの要素になるからです。
時間が経つほど、面白い雑学だけが残されていくので、どんどん雑学を仕入れると頭の中でアイデアの種が増えていきます。学べば学ぶほど、ゲームクリエイター向きになる。
今日は、そういう雑学の話をしたいと思います。
雑学は、興味をひく「フック」になる。
雑学を仕入れた時、脳は喜びます。
また、知識を得ると、脳の神経細胞の繋がりが強まると言われています。情報を引き出す力が増したり、記憶力が強化されたりします。
人は、昔から知識を手に入れる事で、生存確率を上げてきました。今は、人間関係を有利にする為の情報に価値がある時代です。人間関係が直接改善されるような知識を「雑学」から仕入れたり、人間関係を円滑に進める為の「話題」として雑学は利用されます。
雑学は、話の種になるから、興味をひきやすい。
まず、雑学は、人の興味をひく「フック」になります。
それこそ、雑談をしている時に「話のネタ」として提供すれば、盛り上がる可能性が上がります。話題がなくなるとつまらなく感じてしまうからです。
ただ、注意しなければいけないのは、お披露目した「雑学」が滑る場合もあるという事です。年齢や性別、性格などによって「雑学」は人を選ぶ学問です。
ただ、「雑学」はとても広い分野です。どんな人にも、それぞれ刺さる雑学があります。相手にとって興味がある雑学を提案できるかは、その人との心の距離に影響があるでしょう。相手が好きそうな雑学を、好きなタイミングで提示できれば大きな効果が期待できます。
雑学は、試し使いで磨く。
雑学は、話す相手やタイミングで変わります。
話す人によっても変わったりするので、実際に使ってみて、相手の反応を見るのが良いでしょう。雑学を仕入れるだけでも良いですが、どんどん使って鍛えていくのがオススメです。
なぜなら、ゲームのシナリオ等で、キャラクターに話させたりする場合に、使った経験が生きてくるからです。雑学を話した時の間合いを極めると、何度聞いてもウケるネタになったりします。芸人を経験した人は、この辺りのスキルが異様に高いように思います。
雑学を使う必勝パターンが見つかったら、ゲームの中で同じように表現します。繰り返しプレイして、何度聞いても楽しめるように話を組み立てれば、かなりの価値を創造する事が可能になります。
- 雑学は、話の種になるから、興味をひきやすい。
- 雑学は、試し使いで磨く。
ゲームの中に、雑学を盛り込むとリアリティが増す。
ゲームの中の世界は、基本的には「嘘」の世界です。
ゲームに限らず、楽しいものを作るには、「嘘」の要素が必要になります。これにはいくつか理由がありますが、全く本当の事を実現した場合、現実との差がなくなり感情の変化が起きづらくなるからです。
どうせなら、ワクワクドキドキしたいですよね。事実は小説より奇なりというくらいなので、リアルの方がおかしい事はあったりしますが、インパクトのある事はなかなか起きません。
そういう時の為に、ゲームクリエイターは、面白い話を作りだす力が求められます。
ドラマや映画の世界では、俳優は、自分ではない別の誰かを演じます。俳優に必要なものは何か?と問われれば「ハッタリ」だという人もいる位です。
ただ、ここがややこしくて、これは明らかに「嘘」だなと思えるものばかりだと、しらけてしまったりします。本物すぎてもダメだし、嘘すぎてもいけない。コンテンツ作りとは、嘘と本当のバランスが重要です。そこに作り手のセンスが試されるからです。
嘘の中に本当を混ぜると、リアリティが増す。
オリジナルのストーリーを考える時、本当にあった話を取り扱う事があります。しかし、毎回「本当の話」を入れるのは困難ですし、選択したモチーフによっては、現実にはあり得ない世界もあります。剣とか魔法の世界がそれにあたります。
そういう場合に、リアリティを出すには「雑学」が効果的です。嘘の中に「本当にあった雑学」を盛り込んでいく事で、リアリティが増すからです
もし「事実しかダメ」という話になると、すぐネタが被ります。さらに、事実と思っていた歴史イベントが、実は嘘でしたという事もあったりします。いつの時代でも、歴史は権力者によって捻じ曲げられたりしてきました。権力者もまた、嘘に雑学を盛り込みながら、ストーリーを作ってきたわけです。
人は、その人が信じたいストーリーに惹かれるものなので、嘘も次第に本当へ変わっていったりします。
歴史人物の雑学を、キャラクターに盛り込んでいく。
雑学によって、嘘と本当のバランスを調整する事が可能です。
例えば、人狼の国を創造したとして、そこに「信長」のエピソード(例えば本能寺の変とか)を盛り込むと、ドラマチックな演出が作れたりします。
数千人で、九州くらいの大きさの島を統一した将軍。
標高数千メートルの、あり得ない雪山を越えて、前代未聞の奇襲を成功させた英雄。
外交先で革命が起き、捕虜になった外交官。牢獄を脱走して隣の国で騎兵を借り、とって返して捕縛された王を助ける等、世の中にはさまざまな歴史エピソード(雑学)があります。
そういった歴史の雑学を盛り込む事で、手に汗握るストーリーをつくることができます。
- 嘘の中に本当を混ぜると、リアリティが増す。
- 歴史人物の雑学を、キャラクターに盛り込んでいく。
まとめ 雑学は、人生に彩りを加える。
ゲーム開発に出会うまで、僕の雑学はただの趣味でした。
それでもワクワクしながら雑学を集めていました。ただワクワクしたい為だけに知識を蓄えていました。当然、それによって学校の成績は落ちてしまいます。学校のテストで出てくる雑学はほぼありません。あったとしてもほぼ一瞬で終わります。
例えば、戦国時代が好きで、色々調べても、出てくる問題は「鉄砲伝来」とかくらいなものです。
ただ、ゲーム開発をする上で、趣味は仕事に変わりました。それ以上に、役にたたなかった知識が役にたつものに変化し、人生が急に華やかになったのを覚えています。
雑学は、クリエイターにとって非常に価値のある学問だと思います。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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