オリジナルキャラクターを考えたけれど、魅力的にならない…。
そんなクリエイターの方はこちらの記事をどうぞ!

こんにちは!コンじゃぶろーです!
ゲーム開発者、作家、アーティスト、そしてすべてのクリエイターの皆さん。今日は、ただのキャラクターを超えて、心に残る、魂を持ったキャラクターを生み出す方法についてお話しします。
キャラクターはストーリーの心です。彼らが魅力的でなければ、どれだけ素晴らしいプロットがあっても、視聴者や読者は興味を持ちません。しかし、キャラクターに「魂」を吹き込むとはどういうことでしょうか?
この記事では、キャラクターを生み出す際の基本的な設定から、その存在意義、さらにはキャラクターに深みを与えるための独自のテクニックまで、幅広く解説します。実際にいる人の「クセ」を取り入れたり、生年月日と姓名判断で性格を創造したり。さらには、キャラクターの弱点やトラウマを明らかにすることで、より人間らしい、感情豊かなキャラクターを作り上げます。
なぜこれが重要かと言えば、人々は完璧なキャラクターよりも、欠点や弱点を持つ、”リアルな”キャラクターに感情移入するからです。そして、そのようなキャラクターがストーリーに深みと緊張感をもたらし、視聴者や読者を引き込むのです。
さあ、一緒にキャラクター作成の旅を始めましょう。この記事が、あなたの創造力を次のレベルへと引き上げる手助けとなれば幸いです。
本日の記事、重要なポイント
- キャラクターを生み出す時の基本
- キャラクターに魂を込める方法
キャラクターに魂を込める

この記事を読んでいるという事は、ゲームや漫画、小説等、キャラクターに関する仕事をした事がある人かもしれません。
ゆるキャラを作る自治体とかもあるくらいなので、どんな人がキャラクターを作るのかわからない時代です。
架空のキャラクターを生み出して、SNSで活動するというのも、今風で、アリかもしれませんね。
今日は、キャラクターの生み出し方に関しての解説です。
ぶっちゃけた話、キャラクターは誰にでも作ることが可能です。
しかし、魂を込めれる人は、それほど多くありません。今日の記事を読めば、誰でも魂を込めることができるようになると思います。
キャラクターを生み出す時の基本

まず、架空のキャラクターを生み出すには、キャラクターのプロフィールを考える必要があります。
「どんなキャラクターを生み出すか?」を考えるのが、一番難しい所だったりします。
目的によって、キャラクターの設定は大きく変わるからです。
例えば、「10代に人気のバーチャルアイドル」とか、「老人ホームで、おじいちゃんやおばあちゃんの相談に乗る優しい女の子」「40代の社会人を怖がらせるサイコパス」と、いった感じで「目的」や「ターゲット」を絞らなくてはいけません。
キャラクターの存在意義を考える

このキャラクターは、誰の為に存在するのか?
これが、クリエイターがキャラクターを生み出す時に最初に考えなければいけないことです。
ここが決まっていないと、この先を読んでもほとんと意味がありません。
これ以降の項目を決める時に、いちいちここで決めた「目的」に立ち戻ってください。
このキャラは、誰の為のキャラなのか?何をして、ターゲットに何を与えるのか?
ターゲットは、このキャラに何をして欲しいのか?
自己肯定感ならぬ、キャラ肯定感です。
どんなキャラクターでも生み出すことができるからこそ、その目的を明確にしなければいけません。
ゲームであれば、ストーリーの上で、どういう役割をしているのか?を明確にしなければ、読み手に伝わらないので、「役割」にも意識を向けなければいけませんが、そこを広げると収集がつかないので、ひとまず「主人公」を決めると言う限定条件で話を進めます。
基本的な設定

物語の「主人公」は、読み手が感情移入する存在です。
なので、何の為?という問いに対しては、「○○歳あたりの読み手が、感情移入できる。そして○○という感情を満たしてくれる」「成長を追体験できる」といったことで問題ないと思います。
ここまでできれば、ほぼ、キャラクターデザインはできたも同然なんです。
キャラクターの目的をもとに、基本的な設定を考えましょう。ここは、穴埋め問題のように淡々とと決めればイイです。次の項目を考えてください。
キャラクターの目的・役割を基に考えることができれば100点満点です。
- キャラクターの名前:苗字と名前療法考えてください。
- 年齢
- 性別
- 性格
- 喋り方のくせ
- 価値観
- 容姿の特徴(髪型、髪の色、身長、体重、3サイズ)
- 一番大切にしていること:座右の名 等
- 職業、学歴
- イメージ写真:俳優やモデルなど、親和性の高い人の写真を集めます。
- イメージソング:キャラクターイメージに合う音楽を選定します。キャラクターの絵を描く時の助けになります。
キャラクターの目的と合っているかどうか、説明できれば素晴らしいですが、最悪説明できなくてもOKだと思います。大事なのは、自分が納得しているかどうかです。
経験を積めば、全て説明できるようになりますが、経験がなければ、理由を説明できないと思うので、「自分に嘘をつかない」ことが守れていれば最低限クリアだと思います。
僕も、最初の頃は、そんな感じでした。それでも、魂がこもっていれば必ず読み手には伝わりました。
キャラクターを生み出す時に、やらない事


僕が、キャラクターを、生み出す時に、絶対にやらないと決めていることがありました。
それは、「実際の名前」を使わないということです。
もし、自分が作った作品に、同姓同名の人がいたら、その人はどう思うでしょうか?たとえ、良いキャラクターで合っても、あまり良い気持ちではないと思います。
なので、僕は、必ずこの世に存在しない名前(実在しそうにない名前)をつけました。
「キラキラネーム」というのが流行った時期は、正直困りました。ゲームで考えるキャラクターの名前よりも、ぶっ飛んだ名前の人が急激に増えたからです。
キャラクターに愛情があるからこそ、名前被りを避ける。1人でも不快に思う人が現れないようにする配慮は、必要だと思っています。
- キャラクターの存在意義を考える。
- キャラクターの存在意義を考えながら、キャラクターの基本設定を考える。
- 実在する(しそうな)名前をつけない。
キャラクターに魂を込める設定


キャラクターの目的を決めて、基本的な設定を考えれば、もうすでにキャラクターとして誕生しています。グラフィッカーへキャラクターデザインの依頼をすれば、描いてもらえるレベルだと思います。
あとは、シナリオを作り込みながら、キャラクターに磨きをかけていけば、そこそこ良いキャラクターに育ってくれます。
ただ、足りないものがあります。僕は、ここで「生々しさ」を追加するようにしています。
これがあるのとないのとでは、仕上がりに大きな差が生まれるように思うからです。
実際にいる人の「クセ」を1つ盛り込む


自分の周りにいる人、あるいはテレビやYoutubeで見かける人。
キャラクターの存在目的と合致している人をチョイスして、その人の「クセ」を1つキャラクターの設定に追加してください。
- マイ醤油を持ち歩いている
- スマホ画面がバキバキ
- とにかくよくモノを落とす(無くす)
- 普段は優しいけれど、車の運転中に舌打ちする
- 酒が入ると豹変する
- 嘘をついた時に、左の眉が上がる
これらの情報は、ゲームの中で登場しない部分(裏設定)です。
シナリオや絵を作る際に、キャラクターをブレさせない為のおまじないです。
モデルとなる実際の人物の特徴を1つ追加することで、突発的なイベントが起きた時の反応がイメージしやすくなります。
これまでに設定した基本的な設定も全てその為にあるわけですが、実際にいる人をイメージできるので、キャラクターの存在感が出て生々しくなります。
生年月日と、姓名判断で、性格の答え合わせ


生年月日と名前があれば、占いをすることが可能です。
これまでに決めた設定で占いをしてみてください。「生年月日 占い 姓名判断」等で検索すると、そういったサイトが山程出てきます。
作ったキャラクターを占うと、その設定がもつ運命を可視化することができます。
ここに来るまでの設定で魂がこもっていれば、設定した性格と、占い結果が一致したりします。
もし、一致しない場合は、生年月日と名前を少しずらして試してみてください。自分では思いつかないような設定が追加されて、キャラクターの「魂」が濃くなることを感じれると思います。
キャラクターの弱点や、トラウマ等、1番の大きな悩みを用意する


キャラクター最後の仕上げをします。
キャラクターの弱点を決めます。トラウマや、人生で1番悩んでいることを考えてください。
この作業は、キャラクターの基本設定ができるまでできない作業です。
キャラクターの基本設定は、生まれた直後の運命によるものですが、ここからは成長の過程、あるいは未来のことだからです。
自分で設計したキャラクターをイメージしてください。
このキャラクターは、いつどんな悩みを抱えるでしょうか?
主人公には大きな悩みが必要です。読み手が受ける最初の印象と、読み終わった時に感じている感情の「差」が、その作品の価値だからです。
「○○な主人公が、○○という経験を経て、○○へと成長した。」そういう差があるからこそ、読み手が成長を感じることができて、読んで楽しかったと感じるわけです。
スラムダンクで言うと「不良だった少年」が「バスケットボール」を通して更生し、「全国大会に挑む」みたいな感じでしょうか。
- キャラクターには、生々しさを盛り込む
- 生年月日占いや、姓名判断で答え合わせする
- キャラクターの弱点を考える
まとめ 人を好きになる、そしてキャラクターにいかす


今日は、主人公に関してのキャラクター設計に関してまとめてみました。
実際には、主人公に立ち向かう強敵(ライバル)であったり、精神的支柱であったり、変化をもたらせる存在だったり。主人公を惑わせる役割もあるかもしれません。さまざまな役割のキャラクターが登場してきて話を盛り上げるわけです。
もし、興味がある方は、一度、好きな漫画やアニメ、映画のキャラクターを、今日の基本設定に基づいて書き出して行ってみてください。
僕も、最初はそんな事ばかりしていました。
ストーリーにとって、どんな「役割」を持っているのか?と言う視点ができると、作品を見る目が変わってくるかもしれません。
新しい目を持てば、誰でもキャラクターは生み出せる。僕はそう思います。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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