ゲーム中のキャラクターが移動するスピードって、それぞれ違いますよね。
どのゲームも快適に操作できるように調整されているので、あまり気づかないかもしれませんが、ゲームを作る上で割と重要な要素だったりするんです。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
ゲームの世界では、プレイヤーは目的地にできるだけ早く到達することに焦点を当てています。スピードアップする能力があれば、それを最大限に活用し、障害物を避けながら最短距離でゴールを目指す――それが多くのゲーマーの共通した戦略です。しかし、この一見効率的な方法が、実はゲームの世界が持つ隠れた美しさや、開発者が込めた緻密なディテールを見逃してしまう原因となっていることをご存じでしょうか。
ゲーム内での「歩く速度」を意識的に変えることで、私たちの視点は劇的に変わります。急ぎ足で駆け抜けることのない、じっくりとゲームの世界を観察する時間が生まれるのです。そこでは、美しい景色、精巧にデザインされた建物、細かく調整された光の効果など、普段は見過ごしがちなディテールに目を留めることができます。また、キャラクターの一挙手一投足や、環境音に耳を傾けることで、ゲーム世界の雰囲気をより深く味わうことができるようになります。
さらに、ゲームの背景や環境には、主要なストーリーラインとは別に、開発者が込めた小さな物語や隠されたメッセージがしばしば含まれています。速度を落とし、周囲を観察することで、これらの要素を発見し、ゲーム体験をより豊かなものにすることができるのです。たとえば、壁に描かれた落書き一つ一つが、ゲーム世界の歴史や文化を語っているかもしれません。
このように、ゲーム内での移動速度を変えることは、単に目の前の風景をゆっくり眺めること以上の価値をもたらします。それは、ゲームデザインの細部に対する理解を深め、開発者の創造性や意図をより深く感じ取る機会を提供するのです。この視点からゲームをプレイすることで、単なる娯楽を超えた、新たな体験を得ることができるでしょう。
ゲームは、私たちに無限の可能性と発見を提供します。次にゲームを起動したときは、少し足を遅めてみてはいかがでしょうか。あなたがこれまで見逃してきたゲームのディテールや魅力が、新たな速度での旅路で明らかになるかもしれません。ゲーム内での「歩く速度」の変更がもたらす、新しい発見と体験を楽しんでください。
本日の記事、重要なポイント
- 走れるから、ずっと走るゲームの中
- 微に入り細を穿つ
ゲーム世界を歩く速度の魅力
ゲームの中で移動するスピードを決めると、世界の広さが決まります。
端から端まで、1時間くらいでいける広さとか、10分で1周できるとか、ゲームの目的やジャンルによって様々ですが、ゲームで何かを決める際は1つの値を固定して決めるのが良いです。
じゃないと、移動スピードを変えたり、世界の大きさを変えたり、あっちこっち変更し続けなければいけません。色々触りすぎると、調整コストにお金がかかります。
ゲーム内には、数値が山程あるので、1つ触れば全部の値に影響が出ます。
「値を変えない物」を決めて、世界の基準としておかないと、数字をいじっている間にパニックなることも少なくはありません。
なので、僕の場合は、キャラクターの動きを決めてから、世界の広さを決めています。
フィールドを実際に歩くタイプもそうですが、脱出ゲームのようにコマンドを選択しながら移動するタイプの場合でも、全ての場所に移動するのにどれくらいの時間がかかるかを意識しています。
ここで、参考になるのは、先人が開発したゲームになります。
ゲームを作る前に、作ろうとしているジャンルのゲームをリサーチして、端から端まで移動するのに、どれくらいの時間がかかっているのかを、あらかじめ調べておきます。
この情報を持っておくことで、世界の広さにあたりをつけることができます。
ゲームで「歩く」がもたらす新しい発見
ゲームの中で、歩くスピードに意識をしたことがある人はいるでしょうか?
おそらく、歩くスピードに意識している人は、少ないかもしれません。ゲームの中では「歩く」という行為は、非常に重要な要素です。
ただ、効率を優先するあまり、ゆっくり歩く人よりかは、ずっと走っている(最高速度)人の方が多いんじゃないでしょうか?
実は、そのプレイスタイルは、ちょっとだけ勿体無いです。
ゲームって、非常に細かい部分まで作られているので、低速度で歩いてみてください。
新しい気づきがあるかもしれません。
走ることと歩くこと、それぞれの価値
ゲームの中での走るスピードって、現実世界に置き換えたら、ものすごく速かったりします。それこそ、マラソントップランナー以上の走りです。
しかし、プレイしているとかなり「遅く」感じています。
もっと移動速度が速くならないかなぁ?と、さえ思ってしまいます。
斜め上から、見下ろすような視点の場合、ゲームの中では違和感はありませんが、現実世界ではゲームのような猛ダッシュで移動できる人って少ないです。
ビルの上の階から、道路を歩いている人のスピードを観察してみると、そこまで早く移動している人がいないことに気づけます。
多くの人が、ゲーム内での移動を常に猛ダッシュで走るのは、現実よりも早く移動できること自体が気持ち良いからかもしれません。
お散歩プレイの楽しみ方
僕は、ゲームの世界の中でお散歩するのが好きです。
マインドフルネス効果というか、心に余裕を感じることができます。
外をお散歩すると、太陽の光を浴びて良い効果がありますが、ゲームの中でお散歩するのも、とても効果があると考えています。
猛ダッシュできるけど、あえてゆっくり歩く。
ゆっくり歩くと見えてくる、ゲームの世界のクオリティの高さ、クリエイターの魂の数々。
そういった、普段、陽の光を浴びづらい部分を観察することで見えてくるものが、脳にとてもよい刺激をもたらします。
- ゲーム内での移動は、体感よりもずっと早い
- コンじゃぶろーは、ゲーム内で歩くのが大好き
ディティールに気づくための「歩き方」
普段の生活を豊にするには、些細な変化に目を向けるべきです。普段から身の回りの人や物を見ているから、小さな変化に気づける。人の幸せは、コミュニケーションの充実にかかっているので、少しの変化も見逃さずにリアクションすると、満たされた気持ちになります。
ゲームをすることで、そのあたりの能力を訓練することができます。
なぜなら、ゲーム内でゆっくり歩いてみると様々なことが見えてくるからです。
現実世界では、ごく自然にそうなっていることが多いですが、ゲームの世界では、全てが作られた物です。全てのモノやコトが、あなたの為に作られたものです。
ゲームの中にある全てのものに、クリエイターの魂が宿っています。
それらに触れることで、普段の生活でも、些細なことに気づける「脳」を育てることが可能です。
そんな、幸福感が増すゲームの遊び方が「ゆっくり歩く」です。
背景への目を向けることで見えてくるもの
まず、ゆっくり歩くと、目に入りやすいのは、背景の描写です。
最近のゲームでは、表現力がものすごいので、細かい部分まで良く作られています。
まるで、その場所に本当にいるかのような錯覚を体験できます。
仕事で疲れた時に、ゲーム内でゆっくり移動しながら、背景を眺めてみて下さい。
風の表現であったり、光の強弱や光源の位置など、美しく作られています。
走って通り過ぎるのは勿体無いです。
この表現の素晴らしさに気づくことから始めましょう。
歩き始めと立ち止まる瞬間の発見
キャラクターのスピードを決める時に、一番注意すべきは、「歩き始め」と「立ち止まる瞬間」じゃないかなと思います。
現実世界で、最も多く経験する動作だからです。
ゲームの中では、意外と軽視されている気がしますが、素晴らしいゲームはこのあたりの表現が、とても素晴らしいです。
プレイする人が、感情移入しやすいようにしているのだと思います。
歩き始めの動作や、立ち止まる瞬間の動作が無いゲームもありますが、プレイヤーすら気づかない「ストレス」が発生していることに、クリエイターは気づかなくてはいけません。
この表現の品質を上げる事で、プレイヤーは操作しているキャラクターを、自分の分身のように感じることができるようになります。
キャラクターの仕草に気付きましょう。
映画や漫画にはない、ゲームならではの体験
僕が、ゲームの「歩くスピード」に魅せられているのは、映画や漫画とは全然違う要素だからです。
当然ですけど、ゲームは、プレイヤーの匙加減一つで、移動することができます。
だからこそ、カメラに映るモノの印象が、プレイヤーによって違ってきたりします。
ここに、ゲームの可能性をちょっと感じていたりします。
最近のゲームであれば、キャラクターがある程度進むと、自動でムービーに差し代わる演出が入っていたりしますが、そういう「全員が同じ映像を見る」部分と、「プレイヤーに合わせて見せる」部分ができるというのは、ゲームならではではないでしょうか?
- ゆっくり歩いて、景色の素晴らしさに気づく
- 歩き始め、立ち止まる瞬間を楽しむ
- ゲームならではの「歩く」を味わう
まとめ ゲームプレイにおける速度調整の意義
今日は、ゲーム内で「歩くスピード」に関して僕が思うことを、取り止めもなくつらつらと書いてきましたが、僕の理想のゲームというのは、ユーザーが様々なスピードで歩くことを楽しめるゲームです。
ずっと、トップスピードで走り続けるゲームって、遊びの幅が狭いと思うんです。
僕みたいに、本編のゲームを無視して、ただ、フィールドを歩き回ってるって、かなり変態の粋だと自覚はしています。
でも、世界中の人が、ふらふらとゲームの中をお散歩して、物思いにふけったり、感情の整理をしたりできたら、現実以上の価値が生まれると思いませんか?
「メタバース」という言葉をちらほら見かけるようになりましたが、「お散歩できる」が、メタバースの最低限のドレスコードだと思います。
日本は、数十年も前から、この世界をリードしています。それに気づきましょう。
せっかく、歩くスピードを変えれるなら、そこに意味を持たせたいですよね。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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