ゲームプランナーとして、尖ったエピソードが欲しい…。
かといって、豪胆な振る舞いは自分に合わない…。
豪胆じゃなくて大丈夫だぞ!プランナー独特の悩み「個性」について悩みを抱えている方はこちらの記事をどうぞ!
こんにちは!コンじゃぶろーです!
ゲームプランナーって、とても特別な仕事だと思われてます。実際の職場ではそうでなくても、学生の頃は破天荒が求められていると思っていたりしました。なので、破天荒にならなくちゃ!みたいな、謎のプレッシャーに駆られたりしました。
実際にプランナーに求められるのは、一般常識です。なぜなら、多くの人の気持ちを掴まなければたくさんの人にゲームが届かないからです。まれに一部のコアファンにだけ突き刺さるゲームが求められるシーンもあったりしますが、求められる素養は一般的な価値観です。
ただ、割と破天荒じゃないとプランナーじゃない!みたいな考えがはびこっているので、学生のうちは、悩んでしまう人も多いと思います。
今回は、そもそもの「破天荒」の意味や、破天荒を求められた時にどう対応したら良いのか?についてまとめてみたいと思います。
この記事を読んで、破天荒を超えたプランナーになってもらえれば嬉しいです。
本日の記事、重要なポイント
- 破天荒の意味は、豪快で大胆!?それとも前人未到?
- ゲームプランナーは、普通の人と違うセンスが求められる?
破天荒の意味をぶち壊す。何やってんの!?くらいが丁度いい!
破天荒の意味を辞書で調べてみると、その意味は
今までだれもしなかったような事をすること。前代未聞。
となります。
これは、1番最初に行動した人。そういう意味が強いです。
破天荒の意味は二極化していると感じていませんか?
「豪快で大胆」が正しいのか、それとも「前人未到」が正しいのか?
まずは、このあたりを丁寧に整理しておきましょう。
破天荒の意味は、豪快で大胆!?それとも前人未到?
言葉の意味を考える時、辞書のままとらえるのも良いですが、
もし、多くの人が辞書とは違う印象で記憶しているのならば、そちらの方が正解ではないでしょうか?
これまで、言葉というのは、そうやって変化してきたからです。
地域によって言葉の意味が違う事があります。
豆を腐らせて豆腐。
豆を納めて納豆。
これらも、本来は言葉の意味が入れ替わっていると感じませんか?
言葉の進化には、常にこういう明らかな間違いが発生することがあるんです。
破天荒に求められる要素
人々が破天荒に求めているのは、間違いなく「豪胆で大胆」です。
あの人は破天荒だ!とか、破天荒芸人だ!と言われて、感じるのは「豪胆で大胆」が正解でしょう。
言葉の役割とは、人に意味を伝える事。
時代の移り変わりとともに、その意味を変えながら変化していきます。
まるで生き物みたいですよね。
現代の破天荒な人物像
本来の意味を頑なに守り続けたとしても、時代の流れには逆らえません。
過去にも、さまざまな言葉が生まれ、消えていきました。
それと同じように、破天荒も変化していく事でしょう。
ゲーム開発にも、似たようなことがあります。
流行りというか、トレンドはどんどん移り変わっていきます。
技術革新によって、その流れは加速するかもしれません。
なおかつ、ゲーム開発は時間がかかるものです。2年先、3年先を見据えて企画しなければいけません。
いつまでも古い意味に囚われていては、先に進めません。
現在使われている言葉が、どういう意味で使われているのか?について注目するようにしましょう。
- 破天荒に求めるのは、豪胆で大胆である。
- たとえ、本来の意味とは違っても、現代の人がそれを望んでいれば答えになる
ゲームプランナーに求められる破天荒なセンス
ゲームプランナーになるというと、特別なセンスがある人じゃないと無理。
そう考える人は多いんじゃないでしょうか。
それこそ、破天荒な人でなければ、ゲームプランナーにはなれない。
そう考えている人も多いんじゃないでしょうか?
確かに、僕がこれまでに出会ってきた業界を代表するようなトップゲームクリエイター(岡本吉起さんや、宮本茂さん)は、とても凄い偉人です。
ただ、ちょっと破天荒とは違う気がしています。
普通の人が持っているセンスを、誰よりも大切にしている人達。
ニュートラル思考というか、大衆が持っている平均の考えを、誰よりも良く観察して分析している人達であるように思います。
だからこそ、多くの人の共感を得る事ができるんです。
普通の発想が生むクリエイティブエネルギー
破天荒を追いかけすぎると、普通の人の感覚を理解する事ができなくなります。
そして、多くの人の共感を得るようなゲームを作るには、普通の人が考える事に目を向ける事が大切です。破天荒を目指すと、その感覚から離れていくことになります。
破天荒を追いかけるのをやめて、普通の人の心に目を向けなければいけません。
世界中の人を視野に入れても、破天荒な人の人口は少なすぎるからです。
だから、世界が求めるエネルギーは、普通の人の心に宿っていると言えます。
人気者を見つける仕組み
クラスの中の人気者には、特別な才能が眠っています。
しかし、そういう才能は、組織的な商品開発が常態化している現代の市場では埋もれてしまいます。
新しい分野であれば、若い才能が生きる場所もあるかもしれません。
しかし、その世界もサバイバルです。
クラスの人気者が100人集まると、95人くらいは道を諦めるでしょう。
1000人や10000人となれば、夢を諦める人はグッと減ってしまいます。
唯一、僕が成功しているサービスと考えているのは「TikTok」です。
クラスの人気者が持つ才能を、うまくピックアップして世界へ紹介する仕組みになっているからです。今こうしている間も、多くの才能がピックアップされています。
クラスの人気者を拾い上げる仕組みが世界を変えています。
クラスの人気者が持つ才能に対する価値が見直されていると、言えないでしょうか?
- 普通の人が考える事こそ、世界が求めるエネルギー。
- TikTokが広いあげる才能が世界を変える。世界を作る。
まとめ:破天荒を求められたら、それを上回るクリエイティブを!
今日は、破天荒の意味と、破天荒に打ち勝つ為のヒントとして「普通の思考が世界を変える」という話をしてきました。
破天荒を求められると、プレッシャーになるでしょう。
そんな時は、求められる破天荒を上回る「クリエイティブを見せてやる!」と心の中で唱えてください。破天荒を上回るアイデアがなくても、ちょっと気が紛れるはずです。
しかし、「人とは違う破天荒な才能を見せろ!」と言われたら、多くの人が困るはずです。
でも安心してください。
プランナーとして本当に必要とされているのは、破天荒ではありません。
普通の人が持つ感性です。プレッシャーを感じる必要は全くありません。
自分の周りにいる「普通の人」に目を向けてみてください。ゲームを作る為のヒントは、特別なセンスをもつというよりも、普通の人のセンスに気づく観察眼にあるように思います。
その観察眼を持っていれば、冷静にアイデアを考える事ができるでしょう。
ゲームの企画や、将来やるべきことにつまったなら、身のまわに「普通」に目を向けてみてください。
それでは、今日はこの辺で、良いゲームクリエイターライフをお過ごしください。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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