どこもかしこも無料コンテンツだらけ。
遊ぶ側であれば、それはとてもお得な事ですが、作る側になったら手放しで喜んではいられません。
利益が出なければ、生活もできなくなり、作り続けることもできないからです。
今日は、「無料コンテンツ」について掘り下げていきます。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
私たちは今、無料で変わる世界の真っ只中に立っています。かつては考えられなかったような豊富な情報とサービスが、今や指先一つで手に入る時代。この「無料」の波は、ただ物事を手に入れやすくしただけでなく、私たちの生活、働き方、さらには社会の構造そのものを根本から変えつつあります。未来を形作るこの無料コンテンツの力には、どんな可能性が秘められているのでしょうか?
無料コンテンツの拡大は、単にコストを削減するという面だけではなく、知識や情報の民主化をもたらしました。教育の機会が平等に与えられることで、才能は経済的な背景に左右されにくくなり、さまざまな分野で新たな才能が開花しています。無料という概念が、世界中の人々に無限の可能性を提供し、未来のイノベーションを加速させているのです。
しかしこの無料コンテンツには、ただ享受するだけではなく、私たち自身が創造者としても参加できるチャンスがあります。自らが学んだ知識や技術を、再び世界に還元し、誰かの未来を照らす光となることも可能なのです。無料コンテンツの流通は、創造と共有のサイクルを生み出し、これがさらなるイノベーションを促進します。
本稿では、無料コンテンツがもたらす未来のビジョンに光を当て、その影響力を深掘りします。また、無料でも質の高いコンテンツがどのようにして表に出るのか、そして無料コンテンツを作り続ける若い才能たちがどのようにして業界に影響を与えているのかについても探ります。
この記事を通じて、無料コンテンツが私たちの未来にどのような可能性を秘めているか、そして私たち自身がこの動きの一部となり、より良い未来を共に創造していくために何ができるのかを考えていきましょう。無料で変わる世界を、一緒に形作っていきましょう。
この旅に出る準備はできましたか?さぁ、無料コンテンツが切り開く未来への扉を、今、ここから開いていきましょう。
本日の記事、重要なポイント
- 今、流行りの無料コンテンツで未来が分かる
- 無料が溢れた時代が求める未来
はじめに:無料コンテンツの力で未来を切り開く
未来を予測するのは、とても難しいです。
だから、今日もさまざまな場所で、未来を予測しようと知恵が絞られています。
今日は、未来を予測する切り口として、「無料コンテンツ」を題材にしたいと思います。
昭和、平成、令和と、無料コンテンツの質も量も年々鰻登りになっています。時代が変わっても、未来を切り開くのは子供達です。
なので、子供達が「今」何に触れているのかを紐解けば未来が見えてきます。
無料コンテンツが拓く未来のビジョン
令和は、国民総発信時代なので、世界中に無料コンテンツが溢れています。
実は、これってとてもすごいことです。
なぜなら、今は簡単に発信されている無料コンテンツには、さまざまな技術が使われているからです。
- 情報を発信する環境
- コンテンツを作る力
- 情報を受信する環境
もし、昭和の時代のラジオでYoutubeのようなサービスを提供しようと思ったら、受信はラジオ端末で出来たとしても、発信側の環境は容易に手に入れることはできません。
ラジオの周波数に限界があるので、いくらお金を積んでも全国民が発信できる環境は不可能です。
コンテンツを作る力に関しても、昭和の時代は、圧倒的にクリエイターの数が少なかったです。落語家に弟子入りして発信者になるには、十年以上必要でした。
しかし、現代は、clubhouseやVoicy、twitterのスペースなど、無料コンテンツを発信する環境が揃っていて、アイデアさえあればラジオっぽい発信が可能な時代になっています。
発信者側が、ここまで増えた歴史について紐解いてみたいと思います。
無料コンテンツの流通とその影響力
無料コンテンツには、爆発力があるので、どんな時代でも世の中に出回りやすいです。
江戸時代には、既に無料の商品カタログが出回っていました。
大量に出回る。大量の人がみる。そして、文化が育つ。
これを繰り返しながら、育ってきた文化が「無料コンテンツ」です。
どの時代でも、一番大きな影響を受けるのは、子供達です。
ラジオやテレビがある家に集まって、新しい文化を「聞く」うちに、いつしか「真似」するようになり、発信者側になる練習を遊びの中に学んでいくからです。
無料が築き上げたコンテンツの歴史と進化
これまで、全国民レベルで無料コンテンツが初めて登場したのは、「ラジオ」です。
昭和:主要な無料コンテンツ「ラジオ」 ラジオを聴いていた子がテレビの黄金期を作った。
平成:主要な無料コンテンツ「テレビ」 テレビを見て育った子がYoutubeで番組を作り始めた。
令和:主要な無料コンテンツ「Youtube、TikTok」 Youtube動画やショート動画を見て育った子らがこれからの未来を作る。
いつの時代でも、無料コンテンツがその業界の裾野を広げてきました。
今の世の中にYoutube動画が成立しているのも、昭和の時代にラジオが無料で聴けたからです。
もし、ラジオやテレビがなかったら、Youtubeで発信するクリエイターも機材も、今程簡単には揃いません。
- 無料コンテンツは、質も高くなり、量も多くなっている。
- 無料コンテンツは、世の中に出回りやすい。
- 無料コンテンツが、業界の裾野を広げている。
無料時代の変革と未来予測
無料コンテンツが時代を広げてきましたが、コンテンツは既に飽和状態です。
「飽和状態なのに、質の高いコンテンツが表に出ている」この状況が、まず有難い事である認識が必要です。
多くの人は、「飽和状態」になれば、コンテンツは自然に淘汰されて質の高い商品だけ残ると考えてしまうと思います。
しかし、実は、ものすごいテクノロジーが利用されていることは、あまり知られていません。
過去の、ゲーム業界では、このテクノロジーがなかった為に、質の高いコンテンツが、質の低いコンテンツに埋もれてしまって、業界全体の価値が失われてしまうという事件がありました。
その事件を、「アタリショック」と言います。
1982年、ファミコンが発売される数年前、既にアメリカでは、年間7520億円の家庭用ゲーム機市場がありました。
しかし、駄作が量産された為にユーザーが失望し、1985年には、200億円にまで失墜しました。
これを、アタリショックと言いゲーム業界では有名な歴史的事件として刻まれています。
プラットフォームを作る場合に、一番気をつけなければいけないのは質の低下です。
その当時の教訓が今の時代には生かされているので、未来を想像する為には、現在使われているテクノロジーを理解しなければいけません。
品質を求める無料コンテンツの時代
無料コンテンツが山程ある時代で、求められるのは「良いコンテンツを探す力」です。
あまりにもコンテンツが多すぎると、探す手間も多くなります。
すると、「探す」ストレスを軽減してくれるサービスが主流になります。
これを解決するプログラムは「アルゴリズム」と呼ばれることもありますが、本質は「質の良い」コンテンツを、ユーザーに届ける仕組みです。
最近、画期的な仕組みを作ったのは、「TikTok」です。
ユーザーの趣味嗜好をカテゴリ分けし、好みそうな映像を提案するプラットフォームになっています。
ユーザーがやる事は、興味がない動画をスキップするかしないかの2択です。
多くのユーザーにスキップされた動画は、「アルゴリズム」が価値の低いコンテンツと判断して、表示回数を減らします。
このあたりの処理は、twitterやインスタグラムにも実装され、最近では、自分のフォロワーにさえ発信が届かないようになっています。
サービスを作る側に立って考えてみれば、フォロワー全てに発信を表示していたら、通信量が膨大になりすぎてしまうので、どこかで制限したいはずです。
実際、twitterやインスタで、発信した内容が、フォロワーに届かない場合がある事は確認しました。これは、友人のタイムラインを見せてもらうと簡単に確認できます。
まずは、その人のフォロワーをランダムで選んで配信する。そして、受信したフォロワーの反応を解析して、そのコンテンツに価値を判断していると考えるのが自然です。
もし、フォロワーすらスルーしてしまうコンテンツであったなら、「価値」なしと判断して露出を減らすでしょう。
twitterやインスタで相互フォローやいいね周りをしてフォロワー数を拡大させても、インプレッション数(表示回数)は増えませんでした。逆に、インプレッション数は減る事も確認しています。
新たな才能が集う無料コンテンツ業界の現状
現在、世の中を構成している無料コンテンツには、かなりバリエーションがあります。
- 販促用コンテンツ:何か別のものを売る為の広告コンテンツとして開発されている。
- コンテンツ+広告:テレビやYoutube等、広告費用があるスポンサーが存在している
- フリーミアム+個別課金:多くのユーザーは無料で、一部のコアユーザーからお金をもらう。
無料コンテンツを作る時に、どこでお金を集金するのかを考える事を「マネタイズ」と言ったりします。
そこには、若い才能が集まってきて、日々新しい仕組みが発想されています。モバイル業界にも、ITバブルが弾けた時に、IT系のベンチャー企業が大量に流れ込んできて、フリーミアムの市場を開拓した歴史があります。
多くの才能が、この分野を開拓する事で、さまざまなコンテンツが無料で楽しめるようになっています。
子供が無料で触れ合うコンテンツ。そして、才能が集まる場所は、未来を想像する上で、外せない要素だと言えます。
- 無料コンテンツは飽和状態。特殊なアルゴリズムがあるから、成立している。
- 現代の無料コンテンツは、質が低下しないようにする仕組みがある。
- 才能がどこに集まっているのかを意識する。
まとめ:無料コンテンツで想像する未来
無料コンテンツが時代を作り上げてきた歴史を振り返ってきましたが、この先の未来はどうなっているでしょうか。
ここからは、僕の妄想になってしまいますが、インフルエンサー(影響を与える人)の価値が、数値化されるのではないかと考えています。
少し前であれば、インフルエンサーの価値=フォロワーとなっていますが、現在はそれが既に崩壊しています。
フォロワーが多くても、誰のタイムラインにも表示されていない発信者が増えたからです。
そういった発信者は、イベントをやっても集客力が弱く影響力も非常に弱いです。
今は、そこがぼんやりと見えたり見えなかったりしていますが、そこにストレスを感じている人は多いと思います。
特にお金を出すスポンサーにとって、発信者のリアルな影響力は、重要な関心事となっています。インフルエンサーに依頼して、何も売れなかった場合のリスクが大きいからです。
SNS上から取得する情報は、とても膨大で、これまでは、一人ずつ細かく数値で評価する事は不可能でした。
でも、AIの発達で、数値化は可能になります。いずれ、twitter、インスタグラム、tiktok、等といったプラットフォームに依存しない評価基準ができるでしょう。
AIは、さまざまな人の化けの皮を剥がすツールだと言われています。
無料で質の高いコンテンツばかり見て育った子供達のセンスは、今日も磨かれています。
そんな彼らが、これから解決する課題は、「本当に影響力のあるインフルエンサーって誰なの?」ではないでしょうか?
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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