チームの情報共有がうまくいかない…。
チャットを導入しているけれど、アウトプットの文化が浸透しない…。
そういう悩みを抱えている人は、こちらの記事をどうぞ。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
働き方改革や効率化が叫ばれる昨今、私たちの仕事環境は日々変化しています。そんな中で、チーム全体の生産性を高め、ストレスを減らし、さらには全員が成長できる環境を作ることが、これまで以上に重要になってきました。
しかし、「チームを強くする」と聞くと、多くの時間や労力、あるいは特別な技術が必要だと感じるかもしれません。でも、もしわずか5分で、チームメンバーのモチベーションを高め、問題解決能力を向上させ、さらにはお互いの絆も深められる方法があったらどうでしょう?
そんな魔法のような方法が実は存在します。それが、「一石三鳥の問いかけ」です。このシンプルな方法は、チームメンバー一人ひとりの自己表現を促し、要点をしっかりと把握し、さらには価値ある情報を共有する文化を育むことができます。それぞれのメンバーが抱える悩みや挑戦、成功体験を共有することで、チーム全体が成長し、より強固な一体感を築くことができるのです。
この記事では、そんな「一石三鳥の問いかけ」の具体的な方法と、それを通じて得られる相手へのメリット、自分へのメリット、さらには第三者へのメリットについて、詳しく解説していきます。また、どのようにしてこの方法を日常の業務に取り入れ、チーム全体のパフォーマンスを向上させるかについても、実践的なアイデアをご提供します。
さぁ、あなたのチームも今日から変わります。たった5分で始められるこの方法で、チームの可能性を最大限に引き出しましょう。それでは、一石三鳥の問いかけの世界へ、一緒に飛び込んでいきましょう。
本日の記事、重要なポイント
- 相手へのメリット:アウトプットを促す質問
- 自分へのメリット:要点を記憶する習慣
- 第三者へのメリット:情報共有
- 三方よし
たった5分で三重の効果!チーム力を飛躍的に伸ばす問いかけ術
「どうして、うまくいったの?」と聞くだけ。
この方法は、とてもシンプルな方法です。
シンプルな方法ですが、三方よしの形になっています。
「相手」と「自分」そして、「その他のメンバー」の三方です。
三方向の登場人物が利益を得るわけですが、ここでの利益は「情報共有」になります。
トラブルの情報をチームに浸透させるだけで、トラブルを未然にふせげるとチームの底力が増します。
情報共有する為に、チャットツールを投入したり、データベースを構築したりしてデジタル化を進めてみましたが、この方法には、かないませんでした。
「どうして、うまくいったの?」と聞くだけで、聞いた人、聞かれた人、その他のチームメンバーが主体となって情報を共有する為に動く事ができます。
組織やチームのルールを構築するのって、とても難しいんです。
デジタルツールを投入しても、簡単には浸透しないんですよね。
みんな、忙しすぎて「ルール」をつきつけられると拒絶しちゃうんです。
しかし、行動学というか人間の特徴を利用するととても高い生産性を生む事ができるようになります。
この方法はそういう方法です。
問題を解決した時のメリットを3つ紹介します。
・相手へのメリット:アウトプットをうながす質問
・自分へのメリット:要点を記憶する習慣
・第三者へのメリット:情報共有
「相手」「自分」「第三者」それぞれにメリットがあり、なおかつチームの底力になる方法です。
エンジニアであれば、プログラムの不具合を解消した時。
営業マンであれば、クライアントとのトラブルを解決した時。
接客業であれば、お客様とのトラブル、調理時のトラブルを解決した時。
製造業であれば、製造ラインでのトラブルを解決した時。
世の中はトラブルに満ちています。
自分事としてとらえてみて下さい。
相手の成長を促す質問:アウトプットを引き出す秘訣
相手へ「どうして、うまくいったの?」と質問した時に、聞かれた側のメリットは、「問題点の整理」「アウトプットによる記憶の定着」です。
本を読んだり、体験した時のインプットの段階というのは、記憶に定着していない状況です。
トラブルを解決した直後、まだ情報が温かいうちに「要点を整理して、誰かに説明する」と、確かな記憶となり脳に定着する効果があります。
トラブル対応後の一問一答:自信を持つチームメンバー
何かトラブルを解決した時というのは、ホッとした気持ちと、少し誇らしいタイミングであったりします。
緊張が解放された瞬間。これはとても楽しい瞬間で、誰かに話したくなる時です。
そんな時に、リーダーがその人に向かって「どうして、うまくいったの?」と聞く。
すると、担当者は喜んで話してくれます。
これは、ヒーローインタビューです。
聞く方も、最低限のコストで聴ける。話す方も自然に話せるばかりか。快感物質がドバドバでます。
実際、問題を解決した人は、そのチームにとってヒーローです。
小さな成功体験が、人の勉強意欲を爆上げします。
危機中も前向きに!問題解決につながる質問の力
問題を解決する度に「どうして、うまくいったの?」と聞かれる事が習慣化すると、良い変化が生まれます。
アウトプットしながらの作業が、インプットの質を爆上げします。
問題に向き合っている時に、既に説明する準備に入っている。
ちょっとした変化ですが、「どうやって、なおしたのか?」を説明するのが前提で対応すると、学びが深くなります。
学校の授業を、ただ聞くよりも、「この後自分が説明する」という想いで授業を聴いた方が、インプットの質が向上するという事です。
色んな技術情報をあさりちらして、要点をまとめ、試して、結果をメモしながらすすむ。
全ては、最高のヒーローインタビューの為に。
- 「どうしてうまくいったの?」と、聞くだけでOKな三方よし。
- チームに情報共有を習慣づけるヒーローインタビュー。
自分の知識を深める:要点を押さえる記憶術
リーダーに求められるチカラって何でしょうか?
それは判断力です。
どんなトラブルでも、対応する判断力が求められます。
トラブルの知識を、1~10まで全て覚えていると、頭がパンクしてしまいます。
そういう時の「どうして、うまくいったの?」です。
たいていの場合、質問はそれだけにとどまりません。
自分が腑に落ちるまで、質問を続ける事になります。
要点を把握し、判断力を高める方法
質問する習慣は、学びの質が向上します。
授業を聴いていても、「授業の終わりに、必ず何か質問する」というマインドで挑むと、記憶への定着が良くなります。
要点だけかいつまんで覚えるようになります。
予防策としての知識:トラブルを未然に防ぐ
要点をおさえていくと、トラブルが起こる前に気づけるようになります。
設計図を見ただけで、現場を見ただけで、これからどんな問題が起こるのかが分かるようになります。
コンサル業を営んでおられる方は、このあたりの知識が凄いと思います。
実際にその場にいるだけで、ちょっと先の未来が手に取るように分かる。
トラブルを未然に防ぐ事で、現場からの信頼も高まっていきます。
判断力が高まれば、質問力も向上します。
トラブルを抱えた仲間へ質問をなげかけるだけで解決へ導く、最高のリーダーになります。
- リーダーに求められるのは、判断力。
- 質問する習慣が、学びの質を向上させる。
- 要点を押さえると、トラブルが起こる前に気づける。
第三者へのプラス:情報共有のメリット
質問をする習慣ができると、リーダーをやっているだけで、数々の知識が集まるようになります。
詳細の知識を持っていなかったとしても、「誰が対応したか」という情報さえ記憶しておけば、同じ悩みを抱えている人へ紹介する事ができます。
「あぁ、そのトラブルなら、先週Aさんが対応していたよ、聞いてごらん」
そういうと、リーダーが説明しなくても、対応した担当者が、今困っている人に説明できます。
知識の共有でチーム力アップ!共有文化の育成方法
リーダーが説明しない。紹介するだけというと、ちょっと手抜きに思えるかもしれません。
しかし、こうする事によってより高いチーム教育が可能になります。
困っている人は、助けてもらえるのでとても助かります。
と同時に、助けた人の自己肯定感も爆上がりです。
もちろん、リーダーは、人と人をつなげるだけなので、特に手をとられるわけではありません。
この情報共有の一連の動作で、損をしている人がいない事におきづきでしょうか?
説明する人は、じきに説明上手になります。
説明を受ける人は、「誰が」「何に」詳しいかが分かってきます。
リーダーは、労せず誰が活躍しているのかを観察する事ができるようになります。
- リーダーには、知識が集まる。
- どんなトラブルを、誰が対応したかを覚えておけば「紹介」だけで、チーム教育ができる。
三方良し:全員が得する質問法
この仕組みの良い所は、「やらされている」と思っている人がいない事です。
この「どうして、うまくいったの?」と聞くだけの一連の流れで、嫌々やっている人はいません。
たまに、忙しい時とかがあって、説明するのがつらくなる時はあるかもしれません。
何度も説明するのは大変です。
人間同士のやりとりですから、トラブルが発生するかもしれません。
ただ、そのトラブルのひとつひとつは、チームを強くしていきます。
何度も説明するのが嫌であれば、データベース化してアウトプットし、誰でも見れるようにする。
人間同士のトラブルが起きたら、今度はそのトラブルを解決するスペシャリストが生まれます。
リーダーがすべき事は、人間関係のトラブルを解決した人に、
「どうして、うまくいったの?」と聞くだけです。
- チーム教育は、「やらされている」と思わせてはいけない。
まとめ:最小限の労力で最大の成果を!効果的な情報共有でチームを強くする
「どうして、うまくいったの?」
この質問は、余裕があった時にやっていた事ではありません。
忙しくて忙しくてたまらない時にやっていたクセです。
時間が無い中で、最低限内容を確認する必要が僕にはありました。
その頃のクライアントが、問題の原因に関して必ず説明を求める方だったので、聞かれる前に把握しておくクセがついたんだと思います。
今、思えば、「どうして、うまくいったの?」と聞いてくれていたんですね。
最初の最初、僕のチームに対して、この流れを生むように導いて下さっていたんです。
この質問1つで、三方よしの仕組みが出来ていたんだなぁと考えると、その時の担当の方には、改めて感謝の念が湧いてきます。
人は、人に助けられて生きている。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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