歳をとるたびに挑戦できなくなる…。
先人達が濃すぎて、自分の個性が出しづらい…。
そういう悩みを抱えている若者は、こちらの記事をどうぞ。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
20代から30代の若者が、無気力になる。組織にとっても、国にとってもそれはとても大きな損害です。失敗を恐れず前に進む若者がいるから、大きな力を生むので、挑戦する人が増えることは、国の衰退を意味します。
私自身も、30歳前半の時に大きな喪失感の中にいました。それまで永遠に続くと思っていたガラケーのゲーム開発が、スマートフォンの登場によりあっけなく断念してしまったからです。
今思えば、ガラケーが永遠に続くわけがないと思いますし、当時の自分もガラケーはこのままではダメになるとどこかで思っていました。しかし、忙しさの中で、スマホへの移行準備ができていませんでした。残されたのは、大量のガラケー(開発端末)と、使えなくなった開発ライブラリでした。
ただ、あの時の失敗はとても良い経験だったと思います。あの経験があったからこそ、ディレクションや品質管理について1から学び直し、生産性や品質を向上することができました。
今回は、ベテランの域に達して、なお挑戦し続けている私が、若い人に向けて挑戦する価値についてまとめてみました。この記事を読んで、失敗を恐れない挑戦する若者が増えれば良いなと思います。
本日の記事、重要なポイント
- 年をとると、自然に考え方が保守的になる。
- 年をとるほど、初心者のつもりで、なんでも挑戦するべし。
挑戦の重要性:若者に勇気を与える
誰もが、最初はルーキーです。
それは、5歳であっても、40歳であっても、60歳でも同じです。
年をとるほど、挑戦する人の数はどんどん減るのが普通です。あまり頑張れなくなってくるので、現状維持が精一杯になるからです。
ただ、人の親として思うのは、そういう背中を子供達に見せてしまっても良いのかな?という思いです。
もし、子供達に挑戦しない背中や、挑戦して苦しい思いをしている背中を見せていたとしたらどうでしょうか?そういう背中を見て育った子供は、「挑戦するのは損だ」と思うんじゃないでしょうか?
僕は、「挑戦は決して苦しい事じゃない」そういう背中を見せたいです。
年齢と保守的思考:年を取ると挑戦が難しくなる理由
年をとると、自然に考え方が保守的になります。
チームや、組織として意図的に挑戦するマインドが無ければ、自然と現状維持を求めるようになります。現状維持しているだけでとても大変で、右肩上がりを目指すのはとても辛い事になるからです。
頑張って挑戦しても、プライベートの時間が削られるだけなので、クオリティライフ(質の高い生活)を求める現代では、あまり流行らないかもしれません。
ただ、どこかで挑戦していかなければ、血の巡りが悪くなってしまいます。
現状維持のリスク
世の中は、物価が上がる傾向にあります。
これは今に始まった事ではなくて、人類がお金を持ってからずっと続いている事です。日本は比較的に物価が上がっていないと言われていますが、この100年の間に1万倍になったと言われています。
日本でも、100年以上前に、新卒の初任給が20円の時代がありました。戦争で負けたりしたのが原因でもありますが、世界的に物価は上がるものです。
この仕組みがあるので、現状維持だと結果的に生み出す価値も変わりません。すると、物価が上がるたびに生み出しているモノの価値が減っている事になります。
現状維持だと、ゆっくりと経済的に苦しくなるメカニズムが、ここにあります。
若者に託す未来の重要性
緩やかな衰退を受け入れるのも、1つの道だと思います。
高度成長期に、ご先祖様や親の世代が、それこそ身を削るような苦労(プライベート時間を犠牲にして労働)をして、今の僕たちの世界があるので、その教訓として大切なモノが何かを見直す時期になっているという側面もあります。
ただ、僕達の世代は、ぎりぎり苦しいなぁで済んだとしても、僕達の子供の世代はかなり厳しい時代になるはずです。どこかで変えなくてはいけないのは、無理せずに挑戦できる社会と、楽しく挑戦している見本となるべき大人ではないかと思います。
少なくとも、未来の子供達に、胸を張って託せない未来にしたくはありません。
- 現状維持が理想?保守的になると緩やかに下降する経済
- 未来の子供達に、胸を張って託せない未来にしたくない
年齢を重ねても挑戦を続ける方法
年を重ねる程に、気力も体力も衰えてくるので、徐々に行動できなくなってきます。
ただ、年のせいだけではなくて、挑戦しない事で臆病になる。挑戦しないから老けるというのはあると感じています。
というのも、僕の周りには60歳を超えてなお挑戦されている人がいるからです。非常に活動的で、目がキラキラしています。しかも、頑張って挑戦しているというよりかは、楽しみながら実行しているという感じがあります。
挑戦は苦しいものではなく、楽しいものである。そういうマインドを持つ事が大切なのではないかと思います。年を重ねたから挑戦できないのではなく、挑戦しないから老ける。挑戦するから若々しい。そういったマインドを持つと、未来は明るいです。
ここでは、ちょっと前向きになれる小ネタを1つ。挑戦する人に訪れるラッキーパンチの法則をご紹介します。
ラッキーパンチの現実
ラッキーパンチ(初心者のまぐれあたり)の経験はありませんか?
僕は、人生そのものが挑戦の連続だったんですけど、これまで実行した新しい挑戦は、ラッキーパンチに恵まれる可能性がとても大きかったです。ただ、2度目にやった事は失敗する事が多いんですよね。初回のラッキーを実力だと思ってしまったケースが非常に多かったんだと思います。
初めての挑戦には、なぜかラッキーなサポートがついたり、問題が未然に防げたりする事が多かったのは、参加するメンバーに、必ず緊張感があったからだと思います。知らない事だらけなので、大胆な行動ができますし、集中力も高いので敏感に状況を読み取って進行できるので成功しやすいです。
新しいジャンルへの挑戦の重要性
ゲーム開発の現場でも、それまで作った事のないようなジャンルのゲームを作る時は、ヒットになりやすいです。初めて作る場合は、世の中に出ているゲームを徹底的に分析する所からスタートします。
変な先入観が無いというのが非常に良いんだと思います。
年をとると挑戦しずらくなる原因として、変なプライドを持ってしまうパターンも多いんじゃ無いでしょうか?自信やプライドは、前向きに働く場合もありますが、目を暗くしたり、慢心から集中力や緊張感を減らすデメリットもあります。
素直な気持ちで取り組む人に、勝利の女神が微笑むように思います。
- ラッキーパンチは、存在する
- ゲーム開発も、新しいジャンルに挑戦すると当たりやすい
まとめ:若者に示す挑戦の価値
若い人から挑戦する人が減っているという話を聞くたびに思うのは、若い人が挑戦しなくなっているんじゃなくて、大人が挑戦しなくなっているんじゃない?と思います。
いつの時代にも若い人に対するベテランマウントというのはあります(ローマ時代にも、「最近の若いもんはなっとらん」みたいな記録があります)。
若い人を指差した時に、その中指、薬指、小指は自分を指しています。相手に対する指摘は、その3倍自分を指差している。そういうマインドを持ち背筋を伸ばさないといけません。
大人が挑戦する楽しさを示せていないというのが現実で、挑戦していない若者ばかりみてホッとしているだけでは無いでしょうか?
実際、僕が会っている若い人は、みんな目をキラキラさせて挑戦している人ばかりです。
挑戦する大人が増える方が楽しくありませんか?まずは自分から結果を出したいと思います。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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