早めの行動がもたらす利点。先手必勝の行動戦略。

早めの行動がもたらす利点。先手必勝の行動戦略 さしあたり、いま思う事
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トラブル処理が多くて、余裕がない…。

いつもゴテゴテに回っている気がする…。

そういう悩みを抱えている方は、こちらの記事をどうぞ!

コンじゃぶろー
コンじゃぶろー

こんにちは!コンじゃぶろーです!

人生は選択の連続です。その中で、早めの行動がもたらす利点は計り知れません。この記事では、先手を取ることの重要性と、それがもたらす選択肢の拡大について探求します。後手に回ると、しばしばコストが3倍に跳ね上がることがあります。しかし、早めの行動を取ることで、そのような状況を回避し、より多くの選択肢と機会を手に入れることができます。

「作る」、「元に戻す」、「作り直す」というプロセスは、後手に回ると時間と労力が3倍になることがあります。しかし、早めに行動することで、これらのプロセスを効率的に進め、リスクを最小限に抑えることが可能です。手を加えれば加えるほど、リスクが増えるため、早めの行動はリスク管理にもつながります。

また、手が空いたときに休憩してしまいがちですが、その余裕を活かして早めに行動することで、将来的な困難を回避し、ギリギリの状況を助かることができます。この記事では、早めの行動を取ることの具体的な方法と、それによって得られる利点に焦点を当てます。

最終的に、早めの行動は、選択肢を広げ、より良い未来への道を開くことにつながります。わかってはいるけれど難しい先手を取るための戦略を、具体的な例とともに紹介します。先手を取ることの難しさを乗り越え、自分の人生を主導するための行動戦略を、この記事で探っていきましょう。

本日の記事、重要なポイント

  • 選択肢を狭める行動。後手に回ると、コストが3倍かかる。
  • 選択肢を広げる行動。手を空けて、1歩でも前に進む。

選択肢を広げる、早めの行動

選択肢を広げる、早めの行動
選択肢を広げる、早めの行動

早め早めの行動を!

ひょっとすると、小学校の頃から先生から言われているような事かもしれません。

これは、何歳になっても非常に大切な事なので、人生のうちでもかなりたくさん聞くと思います。しかし、実際に早めに行動を取れる人というのは少ないと思います。

そこは、早めに行動する「メリット」について考える機会があまりないからでしょう。このあたりは、チーム開発でトラブルを起こして、納期遅れになってしまったり、その危険がある状況になった時に初めて直面するからです。

大規模なチームで何かを作る事も多く、自分の知らない所で誰かがトラブらないように動いている可能があります。また、納期遅れが常態化してチーム全体の感覚が麻痺し、問題点にすら気づかず進行しているケースもあります。

大切なのは、後手に回ると、コストがかかるよという事を、チーム全体で理解する事から始めなければいけないという事です。

選択肢を狭める行動。後手に回ると、コストが3倍かかる。

選択肢を狭める行動。後手に回ると、コストが3倍かかる。
選択肢を狭める行動。後手に回ると、コストが3倍かかる。

トラブルが起きた時に、処理が後手に回ると被害が大きくなるというのは、理解しやすいと思います。

しかし、後手に回った時点で、かなりのタイムロスが発生している事に気づいていないチームは非常に多いです。今、どれくらい遅れているか?を、日にち単位や時間単位で共有できているチームは少ないので、遅れている事にも気づいていないケースがあるからです。

また、「後手に回った」という事実が、自分の評価を落とす事につながる事を恐れて、報告をしないケースもあると思います。すると発見が遅れて、より状況は悪くなります。

後手に回る、使える時間がどんどん減っていく。すると、社員全員出動のスクランブル発進しか打てる手がなくなってしまいます。

後手に回る。「作る」、「元に戻す」、「作り直す」で「3倍」かかる

後手に回る。「作る」、「元に戻す」、「作り直す」で「3倍」かかる
後手に回る。「作る」、「元に戻す」、「作り直す」で「3倍」かかる

後手に回るというのは、簡単に説明すると、「トラブルが起きてから対応する」です。

比較的に、体力がある会社やチームであれば、こういう作り方もあながちダメというわけでもなく、「作業量」が積み上がるので、「良い」と感じてしまう事もあります。ここが1つ落とし穴になってしまいます。

トラブルを起こしまくっても、「現場は頑張ってるんだから!」というアピールポイントにもなったりするので、「必要悪」と捉える開発者もいます。

これは、トラブルを良しとする文化で、「コスト」を増加させる開発方法です。

まず、後手に回ると、その処理に3倍以上が必要になるという事を、チーム全体が理解する必要があります。3分の1の労力で対応できるというメリットを誤解なく理解しなければいけません。

で、なければ、トラブルが起きた時に、実現させるのにかかったコストと同じくらいのコストを利用して元に戻す必要があります。そして、そこから新しい仕様を実装する。単純計算で3倍のコストが必要です。

もちろん、「元に戻す」は、バージョン管理が行き届いていたなら、すぐに戻す事は可能でしょう。しかし、それ以上にコストが増える部分が発生します。

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手を加えれば加える程、リスクが増える

手を加えれば加える程、リスクが増える
手を加えれば加える程、リスクが増える

プログラムは、手を加える程、リスクが増えます

リスクとは、「不具合」の事で、ゲーム開発の現場を悩ませる「バグ」の事です。キャラクターが壁にめり込んだり、ありえないスピードでぶっ飛んで行ったりして想定外の動きをする問題です。

この「バグ」というのは、誰も作ろうと思って作ってないのが一番厄介です。「プログラムは、仕様書通りにできない、プログラム通りに動く」という名言があるのですが、1人の人が自分の思い通りにプログラムを組めたとしても、全てのエンジニアがそう作れるとは限りません。

また、グラフィッカーやプランナーが、仕様書通りにデータを作っていないケースもあります。どこに潜んでいるかわからないのがバグですから、表向きに問題がなくても不具合が潜んでいることが普通です。

そんな時に、作ったり壊したり作り直したりを繰り返すと、どんどんリスクは増えてきます

つまり、後手に回る事で発生する「作り直し」は、かなりのリスクを生むという事です。後手に回る事で時間を失い、選択肢が減ってしまいます。

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  • 「作る」、「元に戻す」、「作り直す」で、「3倍」かかる。
  • 手を加えれば加える程、リスクが増える。

選択肢を広げる行動。手を空けて、1歩でも前に進む。

選択肢を広げる行動。手を空けて、1歩でも前に進む。
選択肢を広げる行動。手を空けて、1歩でも前に進む。

選択肢を狭める行動として、「後手に回る」という事の解説をしました。

じゃあ、選択肢を広げる為にどうすれば良いか?というと、「先手をとる」があります。すごく単純な話です。「+1」を「ー1」に変えるくらいの簡単なお話です。

もし、全て後手に回っていたチームが、「先手をとる」チームに変わっただけで、必要なコストが3分の1になるので、浮いたコストで選択肢を広げる事ができます。

悪い事は、連鎖的に悪い事を生み出しますが、良い事は、連鎖的に良い事をうみだしていきます。これもとても簡単な算数です。

しかし、先手を打ったら、「選択肢が増える」というイメージにならないのは、開発の前提が「トラブらない」にあるからだと思います。これも当然の話です。全ての開発に、3倍コストがかかる計画にしていると説明がつきません。

見積書に「この工数なんだ?」と聞かれて、「トラブルが起きるので、元に戻す工数と、作り直す工数を入れています」なんて言ったら、二度と仕事はもらえません

だから、先手を打って当たり前。少し余裕を持って見積もっているとしても、早めに作れて少し余裕ができるくらいとなる程度でしょうか。

手が空いたら、休憩してしまいがち。

手が空いたら、休憩してしまいがち。
手が空いたら、休憩してしまいがち。

では、うまくいった時の事を考えてみましょう。

10分でも1時間でも早く終わった時、前倒しで作業したり、問題が起きないように作業の見直しや調査に回したりするでしょうか?

そこが、あまりうまくいかない点です。人は、早くできたら「休憩」してしまいがちだからです。これはしょうがないと思います。1つの作業に対して、たまたま上手く行ったとしても、そんな細かい部分まで他の人は見れていないので、評価もされにくいです。

すると、「早く仕上げる」事のメリットが、現場で浸透しづらかったりします。すると、頑張るものがバカを見る環境となり、そこまでむきになって頑張ろうとはしないでしょう。

シンプル思考でコスト削減。プロジェクト成功の鍵。

余裕ができた時に、早めに行動して、ギリギリ助かった経験。

余裕ができた時に、早めに行動して、ギリギリ助かった経験。
余裕ができた時に、早めに行動して、ギリギリ助かった経験。

ただ、早めにできた時に、次の作業の調査をしたり、技術研究に時間を使った事で、ギリギリ助かった事は非常に多かったです。

これは、幾度もデスマーチを経験し、チームとして「未来の為に時間を使う」という事が必要だと共有できた結果です。それも、開発実績を時間単位で残して、実績を分析してようやく共有できた事です。

「なんとなく」に任せていては、一生見つける事はできません。何度も繰り返し、「あの時に、この技術を研究しておけば良かった」という悔しい思いをしていたからこそ辿りついた事です。

そういった経験からくる教訓は、「早めに行動すれば選択肢が増える」という事です。もし、少しでも余裕ができたなら、なんでもいいから詰めこむ。詰め込み続けるというのが大切だと思います。

そう言った行動が、これまで山ほどのトラブルを回避してきましたし、不安定な世の中で、そういう行動だけが信用できる事だからです。

1日1時間勉強法。365日柔軟な学習を続ける。
  • 手が空いたら、休憩してしまいがち。
  • 余裕ができた時に、早めに行動して、ギリギリ助かった経験。

まとめ 選択肢を広げる。わかっちゃいるけど難しい先手とり。

まとめ 選択肢を広げる。わかっちゃいるけど難しい先手とり。
選択肢を広げる。わかっちゃいるけど難しい先手とり。

先手を取れば、有効利用できる時間も増えて、選択肢も増える。

非常に簡単な計算なので、誰でも理解はできると思います。しかし、なかなか行動に結びつかないでしょう。なぜなら、多くの人に「サラリーマン体質」が染み付いているからです。

余裕のある状況にしても、トラブルを回避しても、給料にはあまり影響はありません。むしろ、「トラブル対応」という「見せ場」を減らす可能性がある為、少し不安になる人もいたりします。

実際に、「トラブル対応」は、感謝されるんです。

だからこそ、依存性も高く、それにハマってしまった組織は、「選択肢」を減らす行動を取るようになります。予定の3倍のコストを使い、限界まで疲労が溜まり思考も鈍っている状況になると、より地獄に突き進む事になります。

早め早めに行動する「メリット」を、誤解なくチームで共有するのは難しい事です。1つ解決への糸口としては、実績の記録があります。先手をとる「メリット」を見えるかするには、先手を打ったコストと、後手に回ったコストを比較するしか道がないからです。

以上、さしあたり、今思う事でした。

ここまで読んでいただけてありがとうございます。

皆様の良い人生の一助になれば。

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