プロジェクトが始まっても、メンバーは喧嘩ばかり…。
ちょっとした意識のズレが頻発して、トラブルだらけ…。
そういうチームを率いているリーダーは、少し深呼吸してこちらの記事をどうぞ。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
相手の気持ちを理解するということは、とても重要ですが難しいケースがあります。特にゲーム開発のような、育ってきた環境や経験の違うメンバー(エンジニアやグラフィッカー、サウンドクリエイターなど)が集まる現場では、その障壁がさらに高くなります。
私も、学生の頃はわけが分からず喧嘩ばかりしていました。面白いゲームを作りたい!という気持ちは同じでも、相手に気持ちが伝わらず苦労したものです。今思えば、もっと相手の話を聞いていたら良かったと思うことばかりです。
コミュニケーションに課題を感じたら、ゲームをしてみましょう。テレビゲームでも良いですし、ボードゲームであったり、道具を使わないパーティゲームでも構いません。ゲームはもともとコミュニケーションの延長線に生まれたものなので、人間関係を良くする働きがあります。
ギスギスしているチームであっても、忙しい状況であってもちょっとしたオフの時間にゲームを取り入れてみましょう。会議前のリフレッシュにゲームを取り入れるのもOKです。一瞬で現場のシリアスな空気から全員を引っ張り出し、コミュニケーションしやすい状況にすることができます。正直、コミュニケーションさえ円滑に進めば、ほとんどの問題は解決します。
もし、今あなたのチームで会話が少ないなと感じていたら、すぐにゲームを取り入れましょう。問題が起きる前から「話しやすい環境」を作ることができれば、トラブルの種を潰すこともできるでしょう。
本日の記事、重要なポイント
- 相手の気持ちが分からない。リスクが大きいリアルコミュニケーション。
- 相手の気持ちを知る為の、ゲームで出来るバーチャルコミュニケーション。
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ゲームで学ぶ、相手の気持ちを理解する術
相手の気持ちが分かるタイミングはいつでしょうか?
それは、「表」と「裏」を両方知った時です。
なんらかの勝負事に勝利する事を「表」としたら、「裏」は「敗北」です。勝利だけでも分からないですし、敗北だけでも気づかないのが「相手の気持ち」です。
いじめの問題も同じです。いじめられた経験と、いじめた経験を両方知る事で初めて相手の気持ちを理解する事が可能です。
もちろん、表と裏を知っても、完全に理解できない場合もあります。なぜなら、自分と相手とでは育ってきた環境や置かれている状況が違うからです。そのあたりの精度を高めるには、回数をこなしてデータを収集する必要があります。しかし、「表」と「裏」を両方経験する機会も非常に少ないです。
大抵は、傷つく事が多いので、誰も進んで知ろうともしないでしょう。
相手の気持ちを知る為の機会を、どうやって増やすかについて考えなければいけません。
相手の気持ちが分からない?ゲームで解決する方法
相手の気持ちに気づいた時、大抵の場合人は傷つきます。
例えば、いじめっ子だった人が、いじめられっ子になった時に、それまで自分がしてきた事も上乗せされて傷つく事になるからです。
無用な争いを避ける為には「相手の気持ち」によりそう必要がありますが、日常で円滑なコミュニケーションをとるのに、リスクは多いです。いじめのようなネガティブなものであれば分かりやすいですが、「プレゼントをあげる」といった、一見リスクがなさそうな「ポジティブ」なものであっても注意が必要です。
もらって困るプレゼントが存在するからです。
前提として、「プレゼントをもらう」と「プレゼントを受け取る」経験は必要ですし、「プレゼントをもらって嬉しい」と「プレゼントをもらって嫌な思いをする」も「表」と「裏」を知る為に必要です。
こういった形で、2重3重に「表」と「裏」が存在する為、何度も苦しい思いをしながら経験する必要があります。アドベンチャーゲームを作る際は、こう言う会話の仕組みがトリックになったりします。
育ってきた環境や状況の違いが原因
「表」と「裏」を知らなければ気付けない相手の気持ちですが、「表」と「裏」だけでは、なかなか分からないのが、親しくしたい人の気持ちです。
誰か特定の相手と親しくなりたいと願うほど、複雑になります。
どうして、2重3重に「表」と「裏」が存在するかというと、人の価値観に違いがあるからです。育ってきた環境や、現在の状況によって、同じ行動であっても、良く受け取ったり、悪く受け取ったりするのが人間です。
なので、相手の気持ちを知るには、「表」と「裏」だけではなく「相手の生まれ育った環境」や「現在の状況」を加味する必要があります。
親しい相手の気持ちを知るには、もっと相手の価値観を知らなければいけません。
相手の気持ちを知るためのきっかけ作り
相手の気持ちが分かるようになるには、より多くの時間を捧げる必要があります。
なぜなら、相手の気持ちを知るきっかけは、頻繁にはやってこないからです。長く一緒にいることで、お互いの価値観を知る事ができ、さまざまな「表」と「裏」が分かります。
すると、2重3重に「表」と「裏」があっても、相手の気持ちを理解できるようになります。ただ、人と人が現実世界でコミュニケーションすると、軋轢も生まれやすく修復するのも一苦労です。
さらに、離れた場所にいる人同士ではどうでしょうか?
普段頻繁にコミュニケーションをとっていたから成立していた事でも、そのコミュニケーションが途絶えた為に険悪になる。そう言う事は非常に多いです。
リモートであっても、相手の事を知る「きっかけ」を増やさなければいけない。そう感じている会社も多いのではないでしょうか?
- 相手の気持ちが分からないのは、知る為のリスクがあるから。
- 相手の気持ちを知るきっかけを、どう作るか?
ゲームを活用したバーチャルコミュニケーションの重要性
ゲームは、相手の気持ちを理解するのに、とても便利なツールです。
デジタルゲームでなくても、オセロや囲碁、将棋のようなものでも相手の気持ちを知る事ができます。例えば将棋で勝負している時に、相手と座っている位置を変えて眺めてみるだけで、さまざまな部分が見えてきます。
また、どんな人であっても、環境や状況を統一した状態でプレイできるので、共感しやすい作りになっています。コンピュータとの対戦であっても「表」と「裏」を両方体験する事もでき、1度に多くの人に対して「相手の気持ちを知る」きっかけを与える事も可能です。
ゲームが果たす役割とは?
ゲームは、小さな世界のシミュレーターです。
ゲームの数だけ世界が存在すると言っても過言ではありません。極端な話、この世に存在しないような状況を体験する事だってできます。そういった様々な世界で遊ぶ事で、「相手の気持ちを知る」材料を集める事ができます。
これは、哲学を学ぶ上で大切な「思考実験」に似ています。思考実験とは、前提条件を用意した上で、登場人物と課題を用意し、自分だったらどう答えるかを議論する実験です。
「囚人のジレンマ」とか「トロッコ問題」などが有名です。人が判断する時のロジックを紐解く学問なので、ゲームや自動運転車のA Iを開発する時にも研究されています。
ゲームでは、立場や環境を入れ替えて、様々な経験をする事が可能です。様々な条件で思考を繰り返す事によって、考えを研ぎ澄ます事ができます。
極端に現実と違う世界であっても、「相手の気持ち」として存在しているパターンを山ほど学習する事ができます。
表と裏を理解するためのゲームの力
僕は、歴史シミュレーションゲームが好きなので、「相手の気持ち」というのをそこで知りました。毎ターンのように攻めてくる敵から守ってばかりいた時に、攻撃したらどうなるんだろう?と、無理な兵数で攻めた事がありました。
すると、意外とうまく攻略ができて、圧倒的に兵力で負けていると思っていた巨大な敵が、ギリギリの所で勝負していた事に気づけました。
攻められてばかりでは分からない状況を、疑似体験する事によって学ぶ事ができた瞬間でした。その後、孫子の兵法で「敵を知り己をしれば百戦危うからず」のあたりを読んだ時にも、相手の気持ちに寄り添う事で勝率が上がるのだと理解しました。
ゲームの中であれば、比較的に短期間で、攻める側と攻められる側を経験する事が可能です。そう言う仕組みを使って、世界を平和にできないかと思っています。いくら遊んでも、誰も傷ついたり、死んだりしない部分が最高だなと思っています。
- 相手の気持ちを知るための、ゲームの役割。
- 相手の気持ち、自分の気持ち、表と裏をお互いに理解できるゲーム。
まとめ:相手の気持ちを理解するためには経験が最重要
相手の気持ちを理解するには、経験するのが一番早いと思います。
実際の人間に対して(理解しようと)コミュニケーションをとる時間は、絶対に必要ですが、圧倒的な物量を得る事を考えた時、ゲームを活用しない手は無いと思います。
VRの利用もちょっと面白かったりします。説教を受けている上司と、部下の映像を別々の視点で撮影し、VRを使って両方の立場を経験するといった方法もあります。怒っていた上司は、少し言い方がキツすぎた事を理解できますし、怒られていた部下は、厳しく説教する辛さと言うのを知る事ができます。こう言う体験を利用したデジタルツールは、今後増えてくるでしょう。
これからは、あらゆる事がデジタル化する時代へ突入していくのは確実です。
今日の記事を読んで、「相手の気持ちを理解する」きっかけを増やす機会が増えればと願っています。きっかけを増やすにどうすればよいか?と言う視点があるだけで、未来は変わると思います。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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