やりたいことは特にない…。
今の仕事が本当に自分の好きなことではない気がする…。
そういう悩みを抱えている人は、自分の本当の声に気づいてないのかもしれません。この記事を読んで参考にしてみてください。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
夢。それは私たちが追い求める、心の中の煌めく星です。
しかし、その星をどこで見つけるのか、どうやってその輝きを手に入れるのかは、人それぞれ異なることでしょう。私も、長い間、自分の夢が何なのかを探し続けてきました。そして、その答えは意外な場所に隠されていました。
私が子供の頃、ゲームに夢中になって過ごしていた日々がありました。ゲーム機を買ってもらえなかったので、友達の家やゲームセンターで夢中になって遊んでいました。その中で、自分もこんなゲームを作りたい…という思いが芽生えていたんです。しかし、大人になるにつれ、現実の厳しさに打ちのめされ、その夢を忘れてしまっていました。そんなある日、進学関連のパンフレットを手に取ったことで、私の人生を変えるきっかけとなりました。
この記事では、私が夢を見つける過程で経験したこと、そしてその夢を実現するためにどのようなステップを踏んだのかを共有したいと思います。日記を読み返すこと、過去の自分の声を聴くこと、そして他人の意見やアドバイスを取り入れること。これらのシンプルな行動が、私をゲームクリエイターという夢に導いてくれました。
あなたも、自分の夢を見つけるヒントが欲しいと思っているなら、ぜひこの記事を最後までお読みください。あなたの心の中に眠っている夢を、一緒に見つけ出しましょう。
本日の記事、重要なポイント
- 日記を読み返す
- 過去の自分の声を聞く
- 人に聞く
ゲームクリエイターになった経緯。生涯の仕事を見つけた瞬間
高校の進路相談室で見たパンフレット。そこには、大学や専門学校の情報が載っていました。僕は、どこの大学もピンときてなくて、大学に行く意味も感じていませんでした。(今ではイメージしづらいかもしれませんが、大学に行かなければ就職できないという考えが支配されていた時代だったんです。)
そんな時に、パンフレットを見ていたら「ゲーム開発を学ぶ学校」という文字が飛び込んできたんです。ゲームを作る!?…そうか、世の中にはそういう仕事があるのか!と、心がキラキラと輝きました。
早速、学校のパンフレットを取り寄せてみると…
大学のパンフレットと一緒に取り寄せた専門学校のパンフレットが送られてきたその日…、それを見た両親との壮絶なバトルが発生しました。
今思えば、その時の親の気持ちは、とても辛かったと思います。一生懸命高いお金を払って、進学塾やら進学校に入れていた子供が、いきなり専門学校に進もうとしていることが分かったんですからね。
いきなり「どうなってるんだ!?」と、家庭をもみくちゃにするバトルが発生してしまいました。
その当時の僕は、子供でしたし、言葉もうまくなかったので、お互いを傷つけるようなことをしてしまったなと思います。
しかし、簡単に折れるわけにはいきません。その頃、バブルも崩壊して大学神話は崩壊していると感じていましたし、どこに行くよりも「何をするか?」それが大切だと感じていました。
だから、必死になって説得しました。これからの時代は学歴よりも職歴であること。手に職をつけるべきだし、プログラミングを学ぶことは非常に有利に働くこと。毎日毎日議論を重ねて説得しました。
激闘の末、僕はゲーム業界へ進む事になりました。
親との激闘の末に思うこと
自分が、進みたい進路に行く。
それを叶える為に、必死になりました。ただ、最初のきっかけは「あれ、ゲーム面白いかも」というワクワクだったんです。そのワクワクの衝動に駆られて、学校のパンフレットを取り寄せただけだったんです。
本当に軽い気持ちだったのに、それを本気だと自覚させてくれたのは、周囲の反発だったと思います。宣言するということが大切なのは、こういう部分なんだろうと思います。
自分の中で考えるだけじゃなくて、周囲に宣言し説得することが必要だったんです。今思えば、一番説得が必要だったのは自分だったように思います。軽い気持ちで明確な理由がないんじゃない?そういう自分を、まず説得していた時間でした。
今でも変わらない、親や周囲の人への感謝
跡継ぎとして英才教育してきた息子が、急にゲーム業界に行くって言いだしたら・・・。そりゃ怒ります。しかも、その時親が特に嫌っていたゲームですから、なおさら大変だったことでしょう。
あの時は本当にごめんなさい。
反抗期が特になかった僕のおっぱじめた戦争は、平々凡々な我が家にとって、かなり大変な事件でした。
ただ、この時の選択は(本当にたまたまですが)あっていました。
その後もしばらくは、自分の心の声を聴いてなかったので、それが本当に天職だと気づくまで随分時間がかかりましたけど。これもまた人生だと思います。親不孝な僕への、神様からの罰でしょうか。
激務の中で、挫折したり有頂天になったり、ジェットコースターのような日々を過ごす中で、定期的に心が折れるんです。そして、心が折れた時に自省する時間があり、少しずつ自分の子供の頃の声を聴くようになり、丁寧にひもといていきました。
社会に出てから大きく心を折ったのは3回でしょうか。小さいものは多すぎて覚えてないです。
色々あって、最近ようやく幼稚園の頃の記憶を思い出す事ができました。結局は、自分の選んだ道が5才の頃に選んだ仕事だって事に気づけただけなんですけどね。
それでも、大きな力になりました。
夢の見つけ方。ゲームクリエイターになった僕の原点。
将来やりたい仕事は、自分の記憶をたどれば見つける事ができます。
というのも、やりたい仕事っていうのは、今まで見てきた事の中にしかないんです。
宇宙人や未来人しか知らないような仕事がもしあったとして、僕らはそれを見た事も聞いた事もないので、「それをやりたい!」とはなりません。必ず、今までの経験の中で感じた「楽しさ」や「わくわく」の中に潜んでいます。
では、どうやってそれらを思い出していくのか?
自分の記憶を紐解くには、3つの方法があると思います。
- 日記を読み返す
- 過去の自分の声を聴く
- 人に聞く
以上の3つです。
他にもあるかもしれません。もし、こんなのもあるよーって方は、リプをいただけると嬉しいです。
夢の見つけ方①:日記を読み返す
小さい頃の日記を読み返すと、一発で分かります。
しかし、小さい頃の日記なんて書いてないし、残っていない人も多いと思います。作文や絵日記等、その当時の事が思い出せるようなモノを探してみて下さい。
思い出すべきは、ワクワクしていた時の事。
何をしていた時に楽しかったか?また、その頃の思い出の品物に触れるだけでも、何か思い出せるかもしれません。
必要な情報は、「誰に」「何をして」楽しいと感じたのか
仕事には、クライアントがいて、何か課題を解決して報酬を受け取る形が一般的です。
相手がいて、自分が楽しいと感じる事があるならば、それを仕事にすればいいんです。
もし、それで生活を維持できるのなら、それがまさに天職だと思いませんか。
これまで日記を書いてなかった人は、今日からでもはじめる事をおススメします。将来の扉を開く材料は、常に自分の中にあります。丁寧に綴っていきましょう。
夢の見つけ方②:過去の自分の声を聴く
日記なんてないし、昔のモノは何も残ってないよって人は、
過去の自分の声に耳を傾けて下さい。
過去の記憶の中に、必ず「やりたい事」の記憶が隠れています。
根源的になりたい仕事は、5才までにやっていた事らしいです。なので、幼稚園に何をしていたのかを思い出せれば、必ず答えは見つかります。
ただ、いきなり思い出せたりはしないと思いますので、1ヵ月前、1年前、5年前と、少しずつさかのぼっていきましょう。
高校生、中学生、小学生、幼稚園と、丁寧にひもといていくには、とても時間がかかります。が、今から少しずつ過去を振り返っていくと、必ずそこへたどりつく事ができるでしょう。
いやいや、そんな昔の事なんて分からないよ!という気持ち分かります。
僕もそうでした。
ゲーム業界への扉を開いてから20年間迷子だったように思います。
今、心からやりたい仕事に気づく事ができて1歩歩み出す事ができました。長年つとめていた会社を辞め、新しい生き方をはじめる事ができたんです。
僕の場合は、かなり不器用だったので、時間がかかってしまいました。
自分の過去を振り返るって事もしていなかったからなかなか気づけませんでした。
自分の記憶と向き合えたのは、何かに挫折した時です。これは、僕にとってとても苦しい経験でした。苦しかったからこそ、自省する事ができたと思います。
最初の挫折は、そうですね・・・高校3年生でしょうか。
高校3年生までは、親の仕事をつぐ予定で生きてきたので、何も考えてなかったんですね。
何も考えずに高3までのんびり生きてきたある日のこと、別の業種へ進学していた兄が突如親の仕事を継ぐと言い始めたんです。
これは自分にとってかなりの事件でした。
いきなり将来の事を考える必要が出てきたんですね。
そのまま、親のしいてくれたレールに乗ったまま進むのも悪くはありませんでした。
でも、特に楽しくなかったんですね。やりたいとも思ってなかった。
きっとその業界には、やりたくて仕方がなくてその道を選んだ人がいるだろうから、そんな人には勝てないと分かりきっている。
最初から負けると分かってる道に、進む意味なんて無いと考えていたんです。
だから、どうしてもその道を進む選択はできませんでした。
だったら、高校生になる前に、もっと早くきづけよって話です。ほんと。何も考えないって楽だったんですよね。
今、思えば、あのまま進んでいても、なんとかやっていたように思いますけど、急に進路を変えた兄に腹がたっていたのかもしません。意地でもやるかっ!とか思ってました。
恥ずかしい話、色々こじらせてたんですね。若い頃って、色々ややこしい。
そこから、色んな進路を検討していましたが、「やりたい事」なんてちっとも分かりませんでした。
だから、本を読んだり、先輩に聞いたり、学校の進路指導の先生に相談したり、いろいろ悪あがきしていました。
そうこうしているうちに、大学の願書を出す時期になって学校のパンフレットをめくっていた時の事、ゲーム開発の専門学校のパンフレットをめくった時に、ちょっとワクワクしたんですね。
「ゲームを作る」っていう道もあるのか・・・と、思っただけで、胸がぐるぐるとしたのを今でも覚えています。ゲームには厳しい家でしたけど、友達の家とかゲームセンターで結構遊んでいたので、ゲームはかなり好きでした。
夢の見つけ方③:人に聴く
もし、自分の記憶もあいまいで、何も思い出せなかった時は誰かに聞くのが一番です。
普段、どういう時に笑って、どういう時に怒っているか。感動している事、涙している事。
自分よりも、近くの人が一番よく知っていたりします。
客観的な視点で、自分が普段何をして、何に喜びに感じているのかを聴きましょう。そうすれば、それを仕事に置き換えるだけで、楽しく働ける仕事に出会う事ができます。
まとめ 人の声を聴き、自分の声を聴き
今、あらためて記事にしてみて、自分は運が良かったなぁと思います。
最初に決めた道が、天職だったわけですから、かなりでたらめな道順をたどってきましたけれど(汗)。
時間も、無駄にかかってしまいました。
高3の僕は、深層心理でそこに気づいていて、無理やりこの業界へ進ませた気もします。
全ては、5才の頃に思っていた事、やっていた行動ですべて決まっている。
その本能に従っただけ、僕は、そう思います。
だから、もし、進路に迷っていたり、進路に迷っている人が近くにいたら、一緒に紐解く作業をしてあげてほしいんです。
自分の心に、家族の心に、友人の心に。
小さいお子さんがおられる方は、今、子供がしている行動や、感情の起伏を記録してあげて下さい。
その子が、一人で歩み出した時、必ずそれが必要になります。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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