納期が迫っているのに、何もできてない…。
トラブルが頻発して、思うように進まない…。今まさにピンチの方は、少しだけ時間をください。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
プロジェクトが土俵際に追い込まれたとき、あなたはどうしますか?諦める前に、最後の一手を試みる勇気はありますか?「土俵際の逆転劇」プロジェクトの危機をチャンスに変えるための、そんな悪あがきの秘訣をお話ししましょう。この話は、困難に直面した際に、それを乗り越えるためのヒントやインスピレーションを提供します。
多くのプロジェクトが、予期せぬ障害や問題によって危機に瀕することがあります。予算の超過、期限の遅れ、チーム内の対立など、さまざまな要因がその危機を引き起こします。しかし、これらの危機の中には、逆転のチャンスが隠されていることもあるのです。
ここで大切なのは、危機をただの障害と捉えるのではなく、成長と学びの機会として受け入れる姿勢です。この変化のポイントが、プロジェクトを救い、さらには以前よりも強固なものへと変貌させる鍵となり得るのです。では、実際に「土俵際での悪あがき」をどのように実行すればよいのでしょうか?
この記事では、プロジェクト危機をチャンスに変えるための具体的な戦略と、実際に逆転に成功した事例をご紹介します。さらに、危機を回避し、プロジェクトを成功に導くための心構えや方法についても掘り下げていきます。危機を迎えた際には、まずこの記事を読み、土俵際での逆転劇を実現するための第一歩を踏み出してみてください。
本日の記事、重要なポイント
- プロジェクトの問題 なんとかなる理由
- プロジェクトの問題 悪あがきの極意「できる事は、なんでもやる」
プロジェクト危機の克服:土俵際の逆転劇
土俵際での悪あがきと聞くと、カッコ悪い印象を持たれる方いるんじゃないでしょうか?
そうです。かなりカッコ悪いです。
だからこそ、カッコ悪い姿を晒したくなくて、多くの人が「思考停止」「行動停止」して、トラブルを受け入れている場面に遭遇することが多かったです。
ちょうど、山から道路へ飛び出してきた鹿が、くるまのヘッドライトにビックリして、その場にたちすくんでしまう。そんな光景です。
早々に諦めてしまうのは勿体無いことです。
なぜなら、最後の最後まで、悪あがきすれば、意外となんとかなりますし、土俵際での悪あがきは、人を成長させてくれるからです。
プロジェクト成功の鍵
まず、前提として、「なんとかできる」というのは、どんな状況でも解決できるという意味ではありません。
最低限守らなければいけないエチケットがあります。
それは、「情報の共有」と「できることは全てやる(悪あがき)」です。
プロジェクトでトラブルが起きた時は、すぐに周りへの共有を迅速にする。報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を怠らないという基本原則を守りましょう。
そこが出来ているか、出来ていないかで、その後の負担が大きくなります。
トラブルが発覚してから、1ヶ月放置して、「明日納期です。」と報告しても、それを解決できる人は、この世に居ません。
「1ヶ月放置しました」という状況が、すでに悪あがきできていないからです。最低限のエチケットとして、「情報共有」と「全て手を尽くした」この2つが実行出来ていれば、大きな問題になる事はないと思います。
仕事を請けた際に、そもそも実行不可能な提案をしていた場合は、違約金を払う問題になるかもしれませんが、それはプロジェクトの問題というよりも、会社間の問題になります。
一見、自分レベルでは手に負えないようなケースであっても、「情報共有」と「全て手を尽くす」で乗り越えることができます。
人間関係のトラブルとその克服
プロジェクトの問題と言いますが、そのほとんどの元凶は「人間関係」です。
もっと踏み込んで言えば、「私、それ聞いてないんですけど?」です。
コミュニケーションが不足すると、必ずこういった問題が出て、なんらかのトラブルが発生します。
突き詰めると、AさんとBさんが喧嘩しているだけだった、そんなこともありました。
これは、チームの雰囲気が良いか悪いかで、かなり防ぐ事ができます。
普段から会話をするようにして下さい。
週に一回まとまって面談やMTGをするというよりは、5分の会話を、数十回実施した方がいいです。「話をしやすい雰囲気」が生まれますし、お互いの事を知ることができトラブルが発生しづらくなります。
人間関係のトラブルとその克服
機材に問題があるケースや、技術力が不足していて対応できないケースは、「これは無理」と判断しやすいポイントです。
現在使用している機材や技術に問題があって進めなくなった場合は、「代用」を考えてください。
プロジェクトの要件に「この機材を使うこと」という項目があったりする場合もありますが、できる手を尽くして不可能なのであれば、誰がやっても不可能です。
それでも「不可能をやれ」と、言うのは無理があります。
もし、できない事を「できます!」と言ってうけた仕事であれば、「詐欺」にあたりますので、法的に裁かれるケースもありますが、誠実に「これだけ試してみたけれど、実現できません」と伝えて、代用の機材や技術を提案すれば、そこまで怒られません。
何をどれだけやったのか?が伝われば、それがそのまま誠実に伝わるからです。
逆に、「こいつすぐ諦めたな…」と、思われるような内容だった場合、余計こじれますよね?
プロジェクトには、「達成する目標」があって、最近は、「機材」も「技術」も各社差がなくなってきているので、その問題よりもそのサービスで幸せになるお客様の「ニーズ」こそ重宝する時代です。
そこを無視して、機材や技術にこだわるのは、少し時代に合っていないというか、ナンセンスかもしれません。
ゲーム開発で、Nintendo Switch対応のゲームを受注開発して、Nintendo Switchで動かないことが分かったみたいなケースは、下手すると訴えられる場合もあるかもしれませんが、基本的には「代用」の提案でなんとかなります。
どうしても使用しないといけない機材や技術があるならば、検証をしてから受注するようにしましょう。誠実な対応を心がける事が大切です。
- プロジェクトの問題のほとんどは、人間関係のトラブル
- 機材や技術不足によるトラブルは、「代用」を考える。
- プロジェクトは、誠実に対応する。
悪あがきの極意:行動こそが解決への第一歩
プロジェクトの問題を解決するには、「情報の共有」と「できることは全てやる(悪あがき)」です。
ただ、時間をいっぱいかけて、汗をいっぱいかけばよいと言う分ではないので注意しなければいけません。
「過ぎ去った時間」や、「瓶に入った汗」を並べても、なんの役にも立たないからです。
会社間のトラブル解決に必要なものの根底にあるのは、「誠実さ」なので、今やっている対応は「誠実かどうか?」と言う物差しを片手に問題を解決していくのが良いと思います。
そうすれば、無駄に時間を使ったり、一生懸命瓶に汗を貯めるといった事も、なくなります。
最悪、解決できなかったとしても、「これだけやって無理だったならできないですよね」と、クライアントとの関係を壊す事なく、落とし所が見えてきます。
(もちろん、これだけやったんだから、当然許してくれますよね!?みたいな態度は、誠実とは言えないので良くないことです。)
必要なのは、「誠実かどうか」です。
それでは、より具体的な対策の解説をしていきます。
問題は一人で抱え込まない:報告の重要性
トラブルが起きたら、まずは、取り急ぎ上長へ報告をあげて、いつまでに一次報告をあげるかを伝えましょう。
「トラブルが起きたら、他の人に迷惑をかけない。」と、考えてしまう人が多いと思います。特に日本人は、「他の人に迷惑をかける」ことに敏感で、なんでも一人で解決しようとします。
1人しかいない会社であれば、それで問題なかったりしますが、会社に所属している場合は、すぐに上長に報告しましょう。
精神的に不安定になりやすいので、「調べてから」「解決してから」報告を上げようとしてしまうのが、人間のサガです。
作業は、人の心を安定させる為、どうしても問題の解決よりも「目先の作業」に走ってしまったりもします。結果的に、1〜2週間くらい1人で頑張って、そして解決せずに納期前日を迎えた時。誰も解決できなくなってしまいます。
プロジェクトのトラブルは、個人の責任ではなく、会社の責任です。そうであれば、そのように振る舞わなければいけません。
なんらかの作業があるなら、その方向性だけ先に報告して、その後でじっくり取り掛かるのが良いです。この時、成果がなかったとしても、成果がなかった事を報告するのを忘れないようにしましょう。
報告がなければ、順調で問題ないと認識するからです。コミュニケーション不足の二次被害は防がなければいけません。
他者の支援を活用する
餅は餅屋という言葉あるように、専門家に任せずに、自分でなんでもやろうとするのは良くありません。
特に、トラブルが発生した場合は、時間に余裕がないことの方が多い為、少しでも短い時間で調査するのが良いです。
プログラムの問題は、エンジニアに、デザインの問題は、デザイナーに、要件の問題は、クライアントに、専門の人に任せればすぐに終わる場合がほとんどです。
なんでも自分でやろうとすると、無駄に時間を使い、役に立たない汗をかくことになります。
人にお願いするのが苦手な人も多いと思いますが、もし、トラブルを起こしたという事に、責任を感じている部分があるならば、なおさら、その苦手なことをやってみてください。
社内のエンジニア全員に声をかけて、10分程度のミーティングで情報を募ったり、クライアントのエンジニアにも協力してもらったりと、できることは意外に多いです。
すると、他の人に助けがあれば、解決できる事がとても多いことに気付けるでしょう。
- まずは、報告する。最低限のエチケット。
- 自分だけの範囲で考えない
- 他の人の助けで、解決できる事は、とても多い
まとめ:諦めない心が開く未来
今日は、トラブルが起きた時の対処法に関して解説してきました。
記事にしてみて、改めて思う事は、「諦めなければ、必ず活路が開く」という事です。
ただ、人間は弱い生き物です。早々に諦めて、報告もあげず、ただひたすら自分で作業の遅れを取り返そうとする。そういったパターンを見かける事は、多いんじゃないでしょうか?
最終的にトラブルが大ごとになったとしても「サービス残業・残業」という盾で防げると思ってしまう人は多いと思いますが、それは「思考停止」だと思います。
盾として提示しているのは「瓶に溜まった汗」で、その根底に「誠実さ」が無ければ、なんの役にも立たない汗だからです。
何をするにも、必要なのは「誠実さからくる悪あがき」ではないでしょうか。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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