ネガティブ思考も必要!500万年の歴史が語る人類の生存戦略

ネガティブ思考も必要!500万年の歴史が語る人類の生存戦略 さしあたり、いま思う事
この記事は約9分で読めます。

前向きでいたいけれど、ついついネガティブに捉えてしまう…。

ポジティブな人が羨ましい…。

そういう考えで苦しんでいる方が、ちょっと楽になるような記事をご用意しました。

コンじゃぶろー
コンじゃぶろー

こんにちは!コンじゃぶろーです!

私たちはしばしば、ネガティブな感情や思考を「克服すべき障害」と見なされがちです。しかし、ある意味で、これらの感情がなければ人類は今日まで生き延びてこなかったかもしれません。恐怖、不安、懸念…これらはすべて、私たちが危険を避け、より良い選択をするための警告システムとして機能してきました。つまり、ネガティブ思考は、私たちが考える以上に、生存に不可欠な要素なのです。

500万年の人類史を振り返ると、このネガティブな感情の役割は一層明確になります。厳しい自然環境、食料の不足、捕食者からの脅威…先祖たちは生き延びるために、常に周囲の環境を警戒し、最悪のシナリオに備えてきました。この「悲観的」な見方が、実際には彼らを生かし、種の継続を保証したのです。

しかし、現代社会においては、このネガティブな思考パターンが時として私たちの心理的な健康を損ねる原因となることもあります。それでも、この本能的な思考が完全に否定的なものではなく、適切に管理し活用することで、私たちの生活をより良いものにすることができるのです。

この記事では、ネガティブな感情が持つポジティブな側面、それをどのようにして私たちの利益につなげることができるのかを探ります。また、バランスのとれた感情の持ち方や、ポジティブ思考とネガティブ思考の適切な使い分けについても考察していきます。

ネガティブな感情をただ抑えつけるのではなく、それを理解し、適切に管理することで、私たちはより充実した人生を送ることができます。この記事を通じて、あなたもネガティブな感情の真の価値を見出し、それを自分自身の成長と幸福に役立てる方法を見つけることができるでしょう。

本日の記事、重要なポイント

  • 実は強い、ネガティブ遺伝子
  • ネガティブ思考が無くなったら、世界が成り立たない!?

はじめに:ネガティブ思考の価値

はじめに:ネガティブ思考の価値
ネガティブも必要

自分の中に、どれくらいネガティブな思考があるか把握してますか?

あまり把握できていない人も多いかと思います。

どちらかといえば、ポジティブな考えを持っていた方がいいと思われがちですが、僕はネガティブの方がいいんじゃないかなと考えています。ネガティブな視点を持つ事によって、プラスになる部分があるからです。

こと、ゲームクリエイターには、ネガティブな考えの人が多いような気がします。

ただ、ゲーム開発は、グループで作ることが多いので、ネガティブだけでは人間関係のトラブルが起きたりするので注意が必要です。もちろん、ポジティブばかりもやばかったりします。

ネガティブ思考と、ポジティブ思考、両方を自分の中で戦わせるというか、うまく馴染ませて、コントロールすることが重要だと考えます。

その為には、自分の中にある「ネガティブ」への悪いイメージを払拭する必要があります。

クライアントワークの課題:不安を増幅させる要望の背後にあるもの

ネガティブ思考の起源と進化

ネガティブ思考の起源と進化
実は強い、ネガティブ遺伝子

一見、弱いと思われがちな「ネガティブ思考」ですが、実はかなり強い遺伝子だと思います。

特に、島国である日本人は、ネガティブ思考の人の方が多いんじゃないでしょうか?

物事を後ろ向きに考えるからこそ、過去を振り返ることもできますし、何かのトラブルから避けることができるといえます。

人類史を通じたネガティブ思考の役割

人類史を通じたネガティブ思考の役割
もし、ネガティブな考えが弱ければ、500万年も残っていない

そもそも、ネガティブな考えが不要であったならば、人類が誕生されるとされる500万年前から、現在までの間に淘汰されて全員ポジティブになっているはずです。

はるか昔、人類は、最弱の生き物でした。

骨も筋肉も大きくはなくて(同じ時代の、別種族である「ネアンデルタール人」は、サイと肉弾戦をしていた)、腐った果物や小さな動物、腐った動物の死体や骨髄等を食べていたそうです。

極端に暗闇を恐れ、それでいて夜になると目が悪くなり、睡魔が襲ってくる。何も無い所に、幽霊を想像して怯えたりする。

生まれたばかりの赤ん坊は、歩くことができず、他の動物に見つかるかもしれない状況で、夜通し泣き続けるわけです。人類だけ、異常に弱く無いですか?

臆病で、ネガティブな思考があったからこそ、悪い想像ばかりして、自分の身を守ってこれた。そして、強い動物を狩る為に知恵を出し、自分の弱さに目をむけ克服してこれたのだと思います。

群れの中の大半のネガティブが、不安をリストアップし、数人のポジティブが、アイデアを出し解決する。この繰り返しが、人類を強くしてきました。

ゲーム作りの現場も、大体こんな感じになっている部分はあります。「面白くない」と考える人が多数いる中で「面白くする」方法を考えるといった感じです。

発想力を鍛える方法。ゲームクリエイターが実践するアイデアの集め方。

生き残りをかけた戦略としてのネガティブ思考

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ネガティブ思考が必要なケースがある

ネガティブ思考が必要なケースは、かなりあります。

むしろ、ネガティブ思考がない方が、危ないこともあります。なぜなら、前向きな考えしかない世界では、改善ポイントが見えないからです。

ネガティブ思考が必要なケースはこのようなものがあります。

よくあるネガティブな「ぐち」からどういった価値が生まれるか考えてみましょう

  • 「僕は、自分の○○が、大嫌いだ」:現在の悪い部分に目を向ける。
  • 「きっと、何やっても失敗する」:今後、失敗する場合に、どういったケースがあるかに目を向ける。
  • 「こんなレベルじゃ、誰にも評価されない。恥を描くだけだ」:品質の評価基準を上げて、より良いものを作る。
  • 「この組織に、僕なんかいない方がいい」:組織全体のバランスに目を向けて、何が必要かを考えている。

ものは考えようで、いくらでも前向きな考えに置き換える事ができるんですけど、きっかけは「ネガティブ」だと思います。

まず、根底に「ネガティブ」がなければ、改善しようとならないです。

日記が明らかにする、あなたの未来
  • 「ネガティブ」な考えの人の方が多い。
  • 「ネガティブ」が不要なら、これまでの歴史で淘汰されているはず。
  • 根底に「ネガティブ」がなければ、改善に目がいかない。

ネガティブ思考が必要な理由

ネガティブ思考が必要な理由
ネガティブ思考がなくなったら、世界が成り立たない!?

この世に不要なものであれば、自然に消滅しているはずです。消滅せずに残っているのは、ネガティブな思考が必要だからです。なので、意識して「必要なもの」だととらえる事が大切です。

楽観的な思考があった方が、どんどん先に進める印象はあります。そんな時、ネガティブな意見は、排除されがちなので、自分の中にある「ネガティブ」を嫌ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。

それは、ポジティブに捉える方が、圧倒的に難しく、ネガティブに考える方が簡単だからな気もします。以前書いた記事「アイデアを逆転させる」で紹介しましたが、何かアイデアを考える時に「面白いアイデア」を考えるよりも「つまらないアイデア」を考える方が楽です。

重箱の隅を突くような、悪口や煽りによる炎上が発生するのも、多くの人が「ネガティブ」な意見を出しやすいように、人間の「脳」が作られているからです。

どんな時代になっても、「ポジティブ」な考えだけではなく「ネガティブ」な考えを持ち合わせてきた種族が生き残ってきたのではないかと思います。

人間から「ネガティブ」が無くなったら成立しない、そんな気はしませんか?

アイデアの種を見つけろ!イタズラ心で逆転の発想法

危機回避とリスク管理

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全てポジティブ目線になった世界

もし、この世の全てが、ポジティブ目線で作られたとしたらどうでしょうか?

少し想像すると、サービスの質が低下する様が見えると思います。多少質が悪くても、なんだか陽気に生きていそうだからです。

ただ、戦乱の時代もあったわけで、前向きな感じに攻めたり、攻められて家族を失っても、前向きに捉えたりしているうちに、人類が滅んでしまう気がします。

悪いサービスに出会ったら憤慨したり、悲しいことがあったら、自分の悲しい気持ちに向き合う。

後を振り返るような、ネガティブな目線があるからこそ、より良い世の中になるんじゃないでしょうか?

ネガティブは、生活の質を向上するきっかけになります。

余暇を大切にする生き方。クリエイティブに生きる為に。

ネガティブ思考がもたらす意外な利益

ネガティブ思考がもたらす意外な利益
崩壊を予測するのは、ネガティブ思考から

ネガティブ思考は、後を振り返るだけではなくて、未来を予測する力にも利用される場合があると思います。

ありもしない不安に駆られて、何も行動できない。

そういう思考があるからこそ、生存率が高まります。人類は、怖がることで「予測する」という能力を手に入れました

この未来を予測する力も、「ネガティブ」の力がかなり影響を与えているものです。全く、ネガティブな思考がなくなってしまうと、「予測」の精度が落ちて、間違った行動をしてしまうことになります。

伝わりづらい日本語。誤解を避けて、人生を豊にする方法。
  • 「ネガティブ」は、生活の質を向上する。
  • 「ネガティブ」で、未来を予測する。

まとめ ネガティブとポジティブの調和

まとめ ネガティブとポジティブの調和
ネガティブとポジティブを使い分ける

どんな人の中にも、「ネガティブ」は、存在します。そして、同じくらい「ポジティブ」も存在します。

今日は、「ネガティブ」は必要なんだよという趣旨の記事を書きました。

しかし、「ネガティブ」だけではなくて「ポジティブ」も必要なものだと思います。

「ネガティブ」だけでは、あゆみが遅くなってしまうからです。

まずは、自分の中にある「ネガティブ」を意識する。そして、それを否定せずに、「ポジティブ」と使い分ける事で、生産性を高めることができると思います。

使い分けが上手くできるといいですね。

以上、さしあたり、今思う事でした。

ここまで読んでいただけてありがとうございます。

皆様の良い人生の一助になれば。

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