企画書を書いても書いても通らない…。
良いアイデアはいっぱい思いつくのに採用されない…。
企画書の内容は良いのに、全然採用されない方は、こちらの記事をどうぞ。
こんにちは!コンじゃぶろーです!
企画書は、面白ければ採用されるわけではありません。実際には、「誰が」考えた企画なのか?という点が非常に重要になります。ぶっ飛んで面白い企画であれば、「誰が」の部分がなくても採用されたりはしますが、採用率は低いです。
企画の採用率を上げるには、普段からのコミュニケーションが非常に重要になります。もしあなたの職場の人間関係が最悪だったとして、あなたが企画力だけで勝負できるプランナーであるなら「人間関係」の部分に力を入れればもっと採用されるようになるでしょう。
私は若い頃「面白い企画で黙らせる!」というスタンスで生きてきました。他人への配慮もなく、敵を多く作ってしまっていたなと反省しています。もしあの時「コミュニケーション」に力を入れていたなら、もう少し楽な生き方ができたように思います。
私たちは、画期的なアイデアや創造性に価値があると考えがちです。しかし、実際には、素晴らしいアイデアがあっても、それを実現するのは人間関係の力です。コミュニケーションなくして、正常なクリエイティブは生まれません。
この記事では、企画が却下される3つの理由と、それを乗り越えるための5つの具体的な対策を紹介します。
まず、私たちは提案が通らない背後にある深い問題、人間関係の複雑さに注目してみましょう。アイデアがどれほど革新的でも、周囲との良好な関係がなければ、そのアイデアは陽の目を見ることはありません。企画が却下される主な理由を理解することで、私たちはより戦略的にアプローチを変えることができます。
この記事が、あなたが職場での人間関係を円滑にし、企画が採用されやすい状況にできることを願います。
本日の記事、重要なポイント
- 人間関係が悪いと企画が通らない3つの理由
- 嫌われ人間コンじゃぶろーのしくじりエピソード
- 人間関係が悪くなる行動5選と、その改善方法
アイデアより人間関係。提案が通らない理由。
企画者は、アイデアよりも人間関係の構築が重要です。
人間関係が悪くなる原因を知り、その対策をする事で、かなり無駄な労力が減ります。
僕は、この20年の間、社内でかなり嫌われるような行動をしていた為、社外の人にしか提案が通らず、社内の人向けの提案は全然うまくいきませんでした。
どうして、人間関係が影響するのかを解説していきたいと思います。
人間関係が悪いと企画が通らない3つの理由
僕は、人間関係より企画を優先して20年開発を続けてきました。
最近、本を読んだり、人の話を聴いたりしている中で、人間関係を優先していたらもっと結果を出していただろうなと反省する事が多く、僕のような遠回りする人が出ないように解説させていただきます。
それでは、人間関係が悪いと提案が通らない理由ベスト3です。
理由①話を聴いてもらえない
まず、話を聴いてもらえないです。
これは、たぶんイメージしやすいと思いますが、嫌いな人間の話は聴いてもらえません。
もし、相手が大人であった場合は、話は聞いてくれますが、世の中に大人ってそんなにいないんです。
途中で話をさえぎられたり、避けられたりします。
どんなに素晴らしい提案を考えても、聴いてもらえなければ意味がありません。
理由②提案が不正解になるように行動される
これはどういう事かというと、人は嫌いな人の足を引っ張る生き物です。
全員ではなくても、そういう人が、すくなからずいるという事を理解しなければいけません。
嫌いな人間が出した提案は、まず否定したり反対したりします。
そうすると、その「反対した意見」が正解になるような行動をするようになります。
反対した手前、それが間違っていたことが立証されると困るので、邪魔するんです。
ちょっと極端かもしれませんが、大なり小なりそういう事が発生します。
人間関係が出来ていれば、そんな事にはならないんですけどね。
理由③同じ仲間を集めて、多数決に持ち込まれる
嫌われている人間は、少数派なので、多数決に非常に弱いです。
僕の場合でいえば、社内の企画者から嫌われるような行動をしていたので、社内向けの提案をよく多数決で却下されていました。
なかなかつらいやつです。つらたにえん。
多数決って、アイデアを決める上であんまり有効じゃなかったりするんですけど、嫌いな人の提案を却下するのに、これほど便利なものはないでしょう。
嫌われ人間、コンじゃぶろーのしくじりエピソード
嫌われるデメリットを紹介した所で、僕のしくじりエピソードを紹介します。
僕は、とても嫌われていました。
学校卒業後、仲の良い友人たちと起業したのですが、社員全員から村八分にされて追い出されるくらい嫌われていました。会社で一番稼いでいたにも関わらずです。
めちゃくちゃ結果を出していたので、会社を辞めてすぐ、別の会社に拾ってもらえる事になり、なんとかここまでこれましたが、あれは、なかなかつらい経験でした。
その当時アイデアを出す事に命をかけていたので、人への配慮が、出来なかったんです。
もし、最初からしっかりまわりに配慮できていたら、無駄な争いも必要なかったかもしれない。
今は、反省しています。
これから、バリバリ企画者としてやりたいという方は、この記事を読んで僕の失敗と同じ事にならないようにしましょう。
アイデア出しに燃えた20代、嫌われはじめ
その当時、気合が入りまくっていて、アイデア出しの鬼に徹していました。
毎週5本企画を提出する為に、毎日3~5本くらい草案を考えていました。
そんな生活を、なんだかんだで10年は続けていたと思います。
学生上がりで友達らと起業したので、不安からピリピリしていたのを今でも覚えています。
クライアントの印象は、まだよかった
クライアントの印象はまだよかったと思います。
大人な人も多かったのも良かったです。
ただ、好かれてはいなかったようです。会社を辞めた後でお会いした時に、裏でかなりキレていたと聞きました(笑)
そのせつは、ご迷惑おかけしました。
四面楚歌状態で嫌われてはいましたが、そこそこ結果を出していたので、相手にはしてもらえていたのがせめてもの救いでしょうか。
起業した会社で、メンバーから嫌われすぎて、会社を辞めた話
恥ずかしい話ですが、最初は自分が嫌われている事すら知りませんでした。
会社の人間が全員僕の事を嫌いになった時に、はじめて気づくレベル。
正直、そんな事に興味無かったんです。
誕生日プレゼントをあげたら目の前で壊されるとか、何か良く分からないけれど、全員に謝れとか言われたりしました。全然納得できずに謝った事を今でも覚えています。
最初は、多少我慢すれば良いかなとも思ってたんですけど、僕の目的はゲームを作る事だったので、それが出来ない環境を去る事にしました。
自分が嫌われていた事に気づいた、切ない思い出。
でも、全ては、自分の行動によって起こった事でした。
いまでは、あの時、僕にその事を気づかせてくれた人達には、とても感謝しています。
人間関係が悪くなる嫌われ行動5選とその改善方法
さて、人間関係が悪い状態だと、アイデアが採用されづらくなるのは、だいたい分かってもらえたかと思います。
実際には、もっと色々なデメリットがあるので、人間関係は最優先で対応した方がいいです。
ここからは、どういう行動が嫌われるのかを5つ紹介させていただきます。
ほとんどは、僕のやっていた行動なので、ほとんど反省文です。
人間関係が悪くなると、とても生きづらくなります。
企画者にとっては死活問題ですね。
今回紹介する5つは、僕が実際にやっていた嫌われる行動ベスト5です。
対策も合わせて紹介いたします。
- 相手の話を聴かない
- 他人に興味を持たない
- 何でもかんでも否定から入る
- 相手にも、自分と同じ努力を求める
- 正直に企画を評価する
嫌われ行動①「相手の話を聴かない」
相手の話を聴かない人、自分の話も聴いてもらえません。
僕も、人の話を聴いていませんでした。
聴いていても、それを採用する事はほとんどなかったので聴いていないのと同じでした。
自分の意見と同じ場合や、本で読んだりして納得した場合だけ人の意見を採用していました。
はい、嫌なやつですね(笑)。
僕と仕事するプログラマは、作って見せないと納得しないからつらいと言っていました。
嫌われ行動①の対策「相手の話に耳を傾ける」
相手によりそい、相手の話に耳を傾けましょう。
特に、相手が嫌な事を言ってくれている時は、しっかりと耳を傾けましょう。
嫌な事を言うのって、とてもしんどいので、わざわざ言ってくれる存在はとても貴重です。
最近は、「傾聴力」という言葉も出てきているくらいで、人間関係をつくるには、まず相手の話を聴く必要があります。
最初の第一歩目は、じっくり話を聴くようにしましょう。
嫌われ行動②「他人に興味を持たない」
僕は、一切他人に興味がありませんでした。
アイデアを考えるのは、自分との闘いで、他の人にかまっている時間が無かったんです。
興味を持たないから、興味を持ってもらえない。共感されない。
人に興味を持たないから、自分の好きなゲームしか作れない。(自分と同じモノが好きな人は、この世にある程度いてくれたので、ゲームはそこそこ売れました。)
嫌われ行動②の対策「大切な人をつくる」
人に興味を持たなくてはいけない状況にしてしまいましょう。
恩のある人に恩を返すのがいいでしょう。
まずは近しい人達である、家族や両親、友達から初めてみましょう。
僕は、結婚して、子供がうまれて、家族のおかげで人に興味が持てるようになりました。
社会不適合者の僕にとって、結婚生活や子育てが、結構大変な事でした。
でも、その中でとても幸せな経験を山ほどして、考えが変わりました。
嫌われ行動③ 「何でもかんでも否定から入る」
誰かの意見に対して、否定意見をつきつける。
僕は、アイデアを出す時に、徹底的に否定意見をぶつける事をしていました。
だから、最終的に出すアイデアは、全て否定意見をかいくぐってきたモノでした。
そんな中で、ずいぶん手前で捨てたアイデアを出されたりすると、その時に自問した否定意見をぶつけてしまっていました。
純粋に、その否定に対する意見が聴きたかったのですが、言われた方は萎縮するだけでした。
嫌われ行動③の対策「否定しても許される関係になる」
人間関係を構築して、否定意見が言える間柄になれば何も問題ありません。
否定意見って、企画を練る上でかなり大事だったりします。
嫌われたくないから、「否定意見を言わない」だと、大切な意見が言えなくなってしまいます。
人間関係を優先すべきではありますが、その後のアイデアを出す為の人間関係構築が重要です。
否定のアイデアを出せない関係になるのが、目的ではありません。
あくまでも、アイデアを出す為の人間関係構築を作りましょう。
嫌われ行動④ 「相手にも、自分と同じ努力を求める」
「自分がここまでやっているんだから、同じくらいやってほしい」と言ったらダメです。
自分と、他の人ではモノに対する価値観が違います。
また、得意な役割も違うので、同じ事ができるなんて思ってはいけません。
これは、口に出して言わなくても、思っているだけで顔に出てしまうので注意してください。
頭の中で考えているだけで、自分の不満がたまっていきます。
思っている事が、言葉や行動に変わり嫌われてしまいます。
嫌われ行動④の対策「その人にとって得意な役割を担ってもらう」
自分は自分、他人は他人。
割り切って、その人が得意な役割を担ってもらうようにしましょう。
自分が、不満だと思わないように、自分にできなくて相手の得意な事を対応してもらいましょう。
これは、とても難しい事です。
心の底から相手の事を考え無ければできないので、しっかり向き合って役割を分担しましょう。
嫌われ行動⑤「正直に企画を評価する」
正直に企画を評価するって、中々に難しいです。
僕の場合は、てっとりばやくズバズバ評価していました。
人間関係ができていない仲で、正論をつきつけるって、なかなかパンチのある事なので気をつけなければいけません。
めちゃくちゃ嫌われます。
評価する際は、相手に合わせて丁寧にする必要があります。
嫌われ行動⑤の対策「相手のアイデアによりそう」
時間をかけて、相手と人間関係を築きましょう。
相手のアイデアを評価する必要はあります。ただし、相手を傷つける必要はまったくありません。
日本語は、難しい言葉なので、傷つけるつもりはなくても傷つけてしまう事があります。
こちらも、嫌われないように評価しないという選択にならないように、日ごろから時間をかけて人間関係を作っていきましょう。
まとめ 人間関係が企画提案に与える影響
ここまで、人間関係が企画提案に与える影響を説明してきました。
人間関係さえ良ければ、どんなアイデアも聞き入れてもらう事ができます。
嫌われ行動を5つ紹介しましたが、良い関係を築いてさえいれば、どれも大きなトラブルにはなりません。
僕は、手っ取り早く済ませるつもりで、アイデアを出す事に全振りしました。
否定されたり、嫌われる事すら利用してアイデアをふるいにかけていたように思います。
実際、ちょっとしたアイデアだと即落とされてしまうので、よい判断基準でした。
嫌っている相手すら、これは凄いと思ってもらえるアイデアを求めていた気もします。
かなり回り道をしてきたので、これから企画者を目指す人は、この記事を心の片隅にとどめておいてもらえると嬉しいです。
以上、さしあたり、今思う事でした。
ここまで読んでいただけてありがとうございます。
皆様の良い人生の一助になれば。
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